今年もこの日がやって来ました | 大好きな日々の覚え書き

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デンマークの暮らし、教育、天然酵母、麹、発酵の話、旅行の話、子どもたちを通して知ったバレエのことなどなど、ふと頭に浮かんだこと、思ったこと、感じたことをそのまま綴るブログです。

10月13日金曜日。


41週目の金曜日。


秋休み前の金曜日。


はい、今日は毎年恒例、コペンハーゲン・カルチャーナイトの日でした。


カルチャーナイトは18時開始ですが、私は17時から列に並んでいました。



そんな必要全くない、と過去の経験でも分かっていたのですが、早目に行って前を通ったら少し列が出来ていて、並ばずにはいられなくなりました。


並んでいたのはもちろん王立劇場の前。



1日中雨が降っていましたが17時頃には止んで、気温も比較的高くラッキーでした。


18:45分から、2年目と3年目の研修生が舞台でバーとセンタートレーニングをして、その後一人ずつソロで踊って20:30分まで舞台にいるってわかっていました。


去年は、手術の後遺症で息子は全く出演出来なかったので、今年はいい席で息子をみたくて並んじゃったわけですが、席は十分にありました。本当アホな親です。


カルチャーナイトの時は、人の出入りが多いので、ゴタゴタしない真ん中の方にいい席がとれて、前に人が座っていなかったのでまあ良かったです。


朝からトレーニングだ、リハーサルだと忙しかったのに、見せてくれたのは、試験のリハーサルですか?と思っちゃうくらいハードで難しそうなステップの数々でした。バートレーニングの途中で、皆んなもう汗びっしょりでした。スポットライトが熱かったみたいです。


怪我人が数人いて、舞台にいた研修生は8人だけでした。


怪我の研修生、お大事に〜!


息子もまだ痛みが出る時はあるようですが、危ない痛みではないようで、いい感じに踊ってました。


スラリと手脚が長く、柔軟性とアンドゥオールには自信がある息子のバートレーニングは、親バカに聞こえるかもしれませんが、とても美しいです。


私はいつまでもみていられる感じでしたが、「今日の公開レッスンは特にハードで、バーの後既に終わっていた」と後で息子が言ってました。


息子がソロで踊ったのは試験の時に踊った『タリスマン』のソロ。お姉ちゃんたちも観に来てくれていたのが舞台から見えたようで尚更頑張れたのか?気持ちよさそうに踊っていました。


息子は一番最後にソロを踊ったので、いつもピアノの伴奏をしてくださっているロシア人のピアニストの先生を舞台の前方に招き出す、いい役を頂いていました。モスクワの音楽院出身の彼女の伴奏は、それだけで芸術で、毎日彼女のピアノに合わせてレッスンできる研修生たちは本当に幸せです。息子のオーディションの動画作りのピアノの演奏も「芸術への奉仕」だからと無償で快諾してくださったり、本当にお世話になっている素晴らしいアーティストです。


沢山の人たちのおかげで、息子は今元気に踊ることが出来ています。そのことに私は心から感謝しています。


そして、どうかこのまま大怪我することなく入団試験に臨むことができますように!