9月に入って、遅い夏休みをとって南仏のアヴィニョンに旅行していた長男が動画を作成しました。
30年以上前(どちらかと言うと40年くらい前か?)、学生の時、私が生まれて初めて行った外国が南フランスのプロヴァンスでした。その時はエクサンプロヴァンスに1ヶ月滞在して、そこを拠点にプロヴァンスの沢山の名所を訪れました。
もちろんアヴィニョンにも行きました。
フランス大好きで、フランスで知り合ったデンマーク人の主人と結婚した後も、子どもたちを連れてよくフランスに行ったので、私たちと一緒に訪れた場所も再訪してみたようで、動画に出てきます。
だから、とても懐かしくて、いい感じに仕上がっているな〜って思ったのでここで紹介します。
今も、フランス人の嫁と一緒に、ヴァカンスの度にフランスに行くので、動画の最初の方で、「今回の目的地は『フランス』、ビッグサプラ〜イズ」とワザとうんざり気味に語る息子です。
「あんた!自分がどんなにラッキーかわかってるの?お母さんなんて羨ましくて緑になっっちゃうくらいだよ!」と言ってやりました。
「羨ましいと緑になる」って言うのはデンマーク語の表現の直訳です。日本語ではあまり言いませんよね?
緑と言うと、自然、癒し、若さ、成長、希望……と言ったポジティブなエネルギーがいっぱいですが、嫉妬、経験不足、羨望……と言ったネガティヴなエネルギーを象徴する色でもあるようです。
動画には『アヴィニョンの橋の上で』の歌で有名な、サン・ベネゼ橋も出てきます。若い頃はじめてPont du Gardを見た時の感動が蘇ってきました。
この週末には、久しぶりにT君が一日中遊びに来てくれて楽しかったです。
ママがお土産で持ってきてくれた、市場で買ったと言うラベンダー入りのクッキー。
口にラベンダーの香りが広がった瞬間、脳の記憶の扉が開かれて、初めてプロヴァンスに行った時の、あの懐かし〜い夏の日に、魂が運ばれて行くのを感じました。