2週間なんて早いもので、息子がデンマークに戻って来る日が近づいています。
暑い暑い毎日だったようですが、行きたいと思っていたところ、しようと計画していたことは、一通り実行出来たようで本当に良かったです。
そしてなによりも、祖父母の家に、何も不自由なく居候させてもらい、二人とのんびりする時間が持てたことが、息子にとってはなによりもの収穫でした。
私の両親は高齢も高齢で、あと一歩で90歳と言う年齢なのですから、息子にとって、祖父母と過ごす一日一日は、貴重な宝物のような毎日だったと思います。
8人の孫の中で一番年下 で、前回、6年前にやって来た時はまだ小さくて、日本語も話せなかった息子でした。
今回は、鴨居を越える高さに成長していて、しかも日本語に不自由がなくて、両親はそのことを本当に喜んでいます。
実のところ、今日本に行っているのは息子だけではありません。
長女と次女も、それぞれの彼氏を連れて日本滞在中です。
以前は長男や次男が連れてきたデンマーク人の友人たちを、まとめて宿泊させたりしていた両親でしたが、流石にもうそこまで甘えるわけには行きません。
4人は別行動で、東京滞在中はホテル暮らし、関西方面に旅行に出かけたりしていました。
旅行に出かける前に、4人で祖父母に挨拶に行ってくれました。
大人になった娘たち、そしてその彼氏たちと対面して「いい子だ、いい子だ」とただただ喜ぶ父と母でした。
「長生きするもんだね〜!」
そう叔母に言われたよ!と母が後から言っていました。
長生きすると、悲しいことが起こるけれど、その悲しみを少しだけ和らげてくれる楽しいこともまた起こります。
両親の人生が終末を迎えているのは確実だけど、願わくば、毎日をできる限り喜びで満たしてあげたいです。
遠くにいて出来ることに限りがあるけれど……。
取り敢えず、明日は父を連れて、みんなでカラオケに行くそうです。
優しい子どもたちに、感謝、感謝です。