AI23「バレエとレイシズム」 | あるバレエママの告白

あるバレエママの告白

デンマークの暮らし、教育、子どもたちを通して知ったバレエのこと、旅行の話などなど、ふと頭に浮かんだこと、思ったこと、感じたことをそのまま綴るブログです。

2023年のAssemblée Internationale、略して「AI23」の紹介サイトがアップされました。

Assemblée Internationale アッサンブレ・アンテルナショナルは、2009年、カナダナショナルバレエスクールによって設立されて、以来約4年に一度、プロを養成するバレエ学校の生徒が、アメリカ大陸、ヨーロッパ、アジア、世界中からトロントに集まって開催される、次世代のバレエ界を担う若者たちのためのフェスティバルです。

https://www.nbs-enb.ca/en/nbs-events-performances/assemblee-internationale


AI23のテーマは、バレエにおける「アンチ・ブラック・レイシズム(人種主義)」


西洋人が生み出した芸術、バレエ。人種差別が問題視される以前に生まれた作品の数々。現代社会の多様性を反映させてバレエに求められる必要不可欠な変化。今回のフェスティバルは、バレエ芸術を進化に導くために、どのように実践し、提供し、社会で表現していくべきかを、若いダンサーたちが一緒に考える場になるようですね!


デンマーク王立劇場でも、振り付けに対してダンサーが拒絶反応を示し、ジョン・ノイマイヤーの『オセロ』がキャンセルになったり、今上演中の『ブリクセン』の第2幕が、今回の再上演で大幅に改訂されたり、まさに「アンチ・ブラック人種主義」がバレエファンの間で熱い討論のテーマになっています。


国際的にも正に今バレエが当面しているテーマだと思います。


ラッキーなことにAI23には息子も参加することが決まっています。


この大切なテーマを家族でも話し合う機会が沢山あると思いますので、「バレエとレイシズム」について、私が思うところを、時々書いて行きたいと思います。