デンマーク工科大学の屋台 | 大好きな日々の覚え書き

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デンマークの暮らし、教育、天然酵母、麹、発酵の話、旅行の話、子どもたちを通して知ったバレエのことなどなど、ふと頭に浮かんだこと、思ったこと、感じたことをそのまま綴るブログです。

飛ぶのか?飛ばないのか?


夏休み旅行のチケットをSASで購入してしまった人たちはハラハラ、ドキドキ、イライラする毎日を送っていたのですが、月曜日からとうとうパイロットのストライキが始まってしまい、夏休み旅行を諦めなければならない人や家族が続出しています。


そして、そんな家族の一つが、次女の彼の家族です。


SASでスペインに行く予定でした。


彼の家族と一緒に旅行する予定だった次女の夏休み旅行も、当然キャンセルになってしまいました。


どんなに気を落としているか?と思いきや、そこら辺はコロナ世代の若者たち、行ける気がしていなかったから全然平気、なのだそうです。


彼の家族は、代わりにデンマークの別荘で休暇を取るそうで、娘もそれに一緒に行くそうです。


プランBがあって良かったです。


今日は、そんな娘と待ち合わせて、気晴らしに、娘の大学にある「屋台」に行ってみることにしました。


はい!「Yatai」と言う名の屋台で、日本人とデンマーク人のハーフのコックさんが経営しているお弁当屋さんがその大学にはあるんです。


大きなキャンパスの中で、娘の学科とは離れた所に位置するその屋台に、娘は行ったことがないそうです。稀に前を通ると行列が出来ているので気になってはいたそうです。


そこで、夏期講習はあるものの、普段より学生が少ない夏休みの今はチャンスかなぁ?いい体験なので行ってみよう!と思いました。



コンテナを改造したような屋台です。風がなかったのではっきりみえませんが、日の丸が掲げられています。


もっと近寄るとこんな感じ!


メニューの写真、もっとハッキリしていれば良かったのだけど……。


トンカツ、照り焼きチキンと言ったポピュラーな和食から、鮭フライ、豆腐フライ、それに味噌汁もありました。プルコギ、韓国チキン、豆腐チゲ、サーモンポキもありました。


いずれも良心的なお値段で「安くて美味しい」と日本語で宣伝しているだけあるなぁ〜て思いました。


オーナーのJens(イェンス)さんは、実はデンマークでは超有名な寿司チェーン店の創設者の1人と言うキャリアをお持ちのすごい人なんです。


でも、今は「初心にかえる」つもりで、学生相手に屋台を経営しているそうなんです。


私たちは11時開店と同時に行ったので待たずに買えましたが、その後すぐに列が出来ていました。


家に持ち帰って食べました。


自転車で行ったので揺れてしまったのか、あまり綺麗な写真でないのが残念です。


お弁当箱はサステナブルな紙製、すっかり浸透して、コップ、ストロー、お皿など、テイクアウトに必要なものは紙製が主流になりましたね!


工科大学の学生のお腹を満たしてくれそうなボリュームで、Jensさん自らが焼いてくださったお肉、トンカツも照り焼きもプルコギも、どれも美味しかったです。


帰る時「頑張ってください!」って言ったら、日本語で「頑張りまーす!」ってお返事がありました。


おばさんが行くとこじゃないかなぁ?って思っていたので、ずーっと前から存在は知っていたけれど行ったことはありませんでした。


娘をダシにして思い切って行ってみて良かったです。


こんな近所に日本のお弁当屋台があるなんて、私はなんてラッキー!って思いました。それにDTUの学生たち、身近にあるからわからないかもしれないけど、デンマークでは珍しいんだよ〜!値段も、そしてお味もね!


息子がNYから帰ってきたら、また行こ〜っと!