2月に「コロナは社会を脅かす病気ではない」宣言をして、規制を全面的に解除したデンマーク。
マスクをする義務も、あらゆる場所で解除され、今でもしている人は、ほんの一握りの高齢者と一部の主にアジア系市民のみ。病院の中でさえ、1ヶ月前からは手術室以外はマスクなしでOK。
コロナは忘れられ、元の生活に戻ったかのようなデンマークです。
が、今でも手術を受ける人は、検査を2日前にPCR検査を受ける必要があります。
息子は、明日12日木曜日、三角骨除去の手術を受けます。それで2日前の昨日、PCR検査を受けに行ってきました。
……と、サラッと書きましたが、実は検査を受けに行くまでにひとドラマありました。
一昨日くらいから喉に痛みを感じ始めた息子。他にも、鼻がズルズル、咳ゴホゴホと、2月にコロナに罹った時と全く同じ症状あり。
(陽性だったら、また手術が延期されてしまう)
頑張って準備した公演がキャンセルになり、3度旅行がキャンセルになり、そしてなによりも4月1日に予定されていた手術が執刀医のコロナ感染で延期になり、我が家では誰よりもコロナに迷惑を受けてきた息子。
そして今回のコロナ疑惑、手術再延期の可能性。
もう僕はどうしていいかわからなくなった!この足を見ながら踊るのは、1日たりとて耐えられない〜!
軽いパニック症状を起こしてしまった息子でした。
この三角骨にかれこれ5年以上悩まされ続けてきて、6歳の時から約11年間、プロ養成レベルの訓練を受け続けてきたバレエを、去年の暮れには99.9%断念する決意をしていた息子。
パニくる気持ちが痛いほどわかって、私も(もしコロナだったらどうしよう〜)と不安になる心を平静に保つのが大変でした。
今の息子の心境をご理解いただくために、原因不明の足の痛みが「三角骨障害」だったことが判明した時の記事を貼り付けておきます。
https://ameblo.jp/mwins/entry-12728546338.html
「それぞれ別々の変異株で2度も3度もコロナになった人は知っているけど、オミクロン株を2度した人の話は聞いたことない!それはただの風邪だよ」
いくら言っても慰めることは出来ませんでした。
だから、ちょっと過保護かなぁ〜とも思ったけれど、コロナの検査会場について行った私でした。
それほど酷い落ち込みようだったんです。
その時間に検査を受けに来ていたのは、息子1人だけだったそうで、5分もしないうちに会場から出てきました。
その後2人で向かったのは、検査会場からそれほど遠くない場所にある韓国食材屋さん。韓ドラファンの息子の気持ちが少し明るくなるかなぁ〜と思って……
そして爆買いしてきた品物のほんの一部。
缶の飲み物は「シッケ」
お米を発酵させて作った韓国の伝統的な飲み物らしいけれど、飲むシーンを見ても味が想像できないでいました。
早速飲みましたが、ほんのり甘酒の風味で、やさし〜い味がしました。息子も私もとても気に入りました。
のど飴の代わりに買った下のマスカットのキャンディーもとても美味しかったです。
でも、でも、でもです。
当然、こんなことで気が晴れるわけはなく、検査の結果が出るまでは落ち着かない気持ちでした。
幸い検査の結果は、思ったより早く出て、真夜中に「陰性」の結果を受け取った息子は、その後グッスリと眠れたようです。
本当に、本当に安心しました。
今日は元気に手術前最後のトレーニングに出かけていきました。
さて、明日、手術の当日は「大祈祷日の前夜」で、私はその日に付き物のパンを毎年焼いています。
https://ameblo.jp/mwins/entry-12370968479.html
今年は、たとえ手術が別の日でも、臨時キッチンで、オーブンはないし、焼けない、と思っていたのですが、グリルでパンが簡単に焼けると分かったからには焼かない理由がなくなり焼きました。
無事に焼き上がったHveder(写真右)。
色はイマイチだけど、ちゃんと焼けてました。グリルのベーキング、ハマりそうです。
臨時キッチンもゴタゴタしてるけど結構気に入っています。
昨日買ってきた韓国産のきな粉をたっぷりかけてオヤツに一つ味見しました。たとえ付き添うだけでも手術は一大事です。体力つけとかなきゃね!
きな粉恋しかったんだ〜!!!凄く美味しかったから、もう一個食べちゃお〜ッと!