サイレンの日 | 大好きな日々の覚え書き

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デンマークの暮らし、教育、天然酵母、麹、発酵の話、旅行の話、子どもたちを通して知ったバレエのことなどなど、ふと頭に浮かんだこと、思ったこと、感じたことをそのまま綴るブログです。

5月第1水曜日は、毎年「サイレンの日」と決まっています。


正午に警報サイレンの訓練が全国で一斉に行われることになっているからです。


サイレンは12時から4分間隔で3回なります。

はじめの2回は「緊急事態発生!屋内に待機して緊急速報に注意して下さい」と言う意味でーンーン、ーン、ーンと4回鳴ります。最後の1回はウオーーーンと長く一度なって「緊急事態解除」と言う意味だそうです。


もちろんサイレンが鳴るのが5月の第1水曜日じゃなかったら、それは本物の警報サイレンなので行動しなければなりません。でも訓練の時は、鳴り響くのを聞き流せばいいだけです。


今日がその日と言うことを毎年忘れてます。だからサイレンが鳴り始めると、気持ちのいい音ではないので、ドキッとします。が、何十年もデンマークに住んでいる人は、直ぐに思い出して(あ〜今年ももうそんな時期になったのね〜)ぐらいで終わります。


ところが今年はいつもと少し違い、デンマークにいる2万5千人以上の難民たちが、サイレンの音に「戦争がこんなところまで追いかけて来た!」とショックを受けることがないように「サイレンが鳴ります!訓練です」と言う情報が、ウクライナ語とロシア語で前もって拡散させていたようです。


このサイレンが実際に使われるような日が来ないように祈ります。


さて、今日は「バレエ友の会」のイベントで、王立バレエ団の研修生のクラスを見学に行って来ました。


4月9日に「ブランチ&バレエ」で研修生のクラスを見たことは見たのですが、それはほんの一部で、時間半のクラスを丸々見学出来たのは、息子が研修生になって初めてでした。


そして、来週は三角骨の手術が控えています。


これが最初で最期の見学になるかもしれない!?と思うと遠慮はしていられませんでした。


70歳以上の会員が多い「バレエ友の会」、若い会員がいない訳ではないのですが、特に今日のように昼の3時のイベントに来れるのは、シニアばかりです。


いつもなら「皆さま前にどうぞどうぞ!」と後ろの方に座ったりするのですが、今回は最前列に座りましたよ!


私も実際孫も生まれてシニアの1人みたいなものだけど、上級生の女子が息子に「あなたのお母さん『バレエの友』なのね!会員の平均年齢20歳は下げてるわね!」と言ってたそうで、アジア人の特権かな?と思いました。


お陰様で今日は、息子の姿をしっかり目に焼き付けて来ることが出来ました。


痛みから解放されて、思うように伸びた足で生き生きと踊る息子の姿を、見る日がどうかきますように!