青空が広がり、気温も15℃まで上がる春らしい陽気が続いているデンマークです。
森の行者ニンニクも大きく育って、ワンサカ収穫してモリモリ食べれるようになりました。
本格的な春の訪れを告げるアネモネの花も見つけました。
これが満開になったころ、ブナの新芽が萌え出して、暫くすると森は蛍光黄緑に染まります。
大好きな季節はもうそこまで来ています。
難民収容施設になった近所の建物にウクライナからの難民が入居し始めています。
玄関には、ベビーカー、三輪車、子ども用の自転車などが置かれるようになりました。
女性たちがベランダに立って外を眺めている姿を見かけます。
デンマークの自然が少しでも難民の人たちの癒し日になりますように!
デンマークにやって来るウクライナからの難民は当初2万人と言われていましたが、「10万人に達する可能性がある」と昨日の政府の記者会見で訂正されました。第2次世界大戦以来の難民の数になるようです。
既に約2万4千人が入国していると推測されています。
難民の子どもたちが、一刻も早く学校や幼稚園に通い日常生活が送れるようになるように、受け入れクラスの準備などが緊急に行われています。
デンマーク人の、今のところの一般的な反応は、ヨーロッパの一大事なので当然のこと、何か自分でも出来ることがあったらしたい!と言う感じだと思います。
そして、自分たちに似た白い顔の人たちが入ってくるので気にならないってことも、どこかにあるように思われます。
それが私を少し複雑な心境にします。
実はシリアからの難民が、今ウクライナからの難民が入っている建物に入居して来たときは、家を売って引っ越す人たちが相次ぎました。
偶然とは言えないくらい、何軒も一気に売り出しにでていて驚かされたのを覚えています。
シリアからの難民のお隣はゴメンだって言う意志の表れだったと、この辺の人は今でも話しています。
今回は、まだ売り出し中の家はありません。