研修生とは、何たるものか?
知っていたようで、全く知らなかった世界だったので勉強になりました。
バレエ学校の説明会は何度も参加していますが、相変わらず、非の打ち所がない、プロフェッショナルなプレゼンテーションで、感心させられました。
圧倒されてしまい、質問が思い浮かばなくて、自分自身の準備不足が、後でちょっと残念でした。
8時から高校に通い普通科目の授業を受けます。15時から少なくとも3時間のトレーニングがあります。
古典バレエ、コンテンポラリーの他に、ピラテスや耐久トレーニング、バレエ史の授業もあります。
土曜日は、バレエ団のカンパニークラスに参加します。
バレエ学校のパフォーマンス、研修生だけのパフォーマンスがあり、バレエ団のパフォーマンスにも出演する場合があります。海外遠征もあります。もっとも、今後それがいつ可能になるかは分かりません。
フルタイム以上のハードな毎日になることは確実です。
約15人のスタッフは、ほぼ全員、見覚えのある顔ぶれでした。全く別世界に入る、と言うことではなさそうです。
古典バレエ担当の先生が、ハッキリと「私はワガノワ・メソッドです」と言った時は、え?と驚かされました。
イタリアで生まれ、フランスで育ち、ロシアで成熟したんだけど、実は途中、デンマークで寄り道もしていたバレエ。
デンマークのブルノンヴィル・メソッドは、フランス・ロマンチックバレエから発展したバレエ。
9年生までのバレエ学校のトレーニングは、明らかにワガノワではありませんでした。
どちらかと言うとフランス・スタイルで、今後もそうなのかと思っていました。
研修生は、ワガノワなのか〜!初耳、へ〜!!!です。
もっとも、定期的にはしない、とは言っても、ここはデンマーク。ブルノンヴィルは、集中してやる時期があるそうです。
「研修生は、みんなステップ・オタクよ」「一つ一つのステップには、なんでそうなのかって言う理由があるの!その一つ一つに拘って極め抜くのよ」
「ステップ・オタク」その言葉に、(息子にピッタリのイメージだわ〜っ)と、私はビビビって来てしまいました。
息子はとっくに決心していたようですが、私も、もう疑いはありません。
契約書が届き次第、サインして送り返す予定です。