デニッシュ・クリスマスケーキ | 大好きな日々の覚え書き

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デンマークの暮らし、教育、天然酵母、麹、発酵の話、旅行の話、子どもたちを通して知ったバレエのことなどなど、ふと頭に浮かんだこと、思ったこと、感じたことをそのまま綴るブログです。

長くなってしまうので昨日は書けなかったのですが、ブログ友さんからコメントで教えて頂いた映画を、午後、子どもたちと観ました。


ペパーミント味のお茶のともには、お砂糖から休憩するために、ノーシュガー、ノーグルテンのバナナとオートミールのマフィンを作りました。(ダークチョコレートが入っているので完全なノーシュガーではなかったけれど)

さて先入観ゼロで娘と息子と一緒に観たのは『ザ プロム』と言うミュージカル映画でした。

ミュージカルと言う軽快な響きの枠の中で、LGBTに対する偏見、差別問題と言う深刻なテーマを扱っている映画で、題名から想像していたのとは全く違う内容だったので驚かされました。

保守的なアメリカの中でも、特に保守的らしい場所が舞台の物語、今でもこんな差別があり得るのかな?リベラルなデンマークでは今ではあり得ないだろう物語でした。

でも、もし自分が子どもにLGBTだと打ち明けられたら、私はどうするだろうか?

そう考えると、どんなにリベラルなデンマークに住んでいても、アクチュアルなミュージカルだったなぁ〜って思う映画でした。



さて、今日スーパーに行ったら、下のバターが安売りされていました。


一個5クローネ、約85円。
「God Jul」は「メリークリスマス」と言う意味です。

クッキーやケーキにバターを沢山使うので、どのスーパーでも安売りされているのをよくみかけます。

普段は有機バターを使っているのですが、この安さの誘惑に負けて、買ってきてしまいました。

と言うのも、今日はデンマークの「古典的なクリスマスケーキ」の下ごしらえをする予定があったからです。

ケーキと言っても、それはバターを沢山折り込む、デニッシュ生地のパンです。(デンマークでは、“デンマークの”なのに変な話ですが、デニッシュとは呼ばれていなくて、「ウィンナー生地/ウィーンのパン」と呼ばれています)

飽きっぽいので、これも毎年色んなレシピを試していますが、今年は下のレシピを使いました。

https://www.dk-kogebogen.dk/opskrifter/25672/klassisk-julekage


4個分のレシピですが、書いてある通りに作ると、凄ーく大きなテーブルが必要なので、私はパン生地を一気にこねて、バターを折り込む前に生地と分量のバターを4等分して、一つずつ作りました。

バターを折り込んでいるところ。


出来た生地は下のように袋に入れて発酵させる前に冷凍します。デニッシュ生地を作る時、私はいつもこの方法でやります。



こうすると、後で必要な時に取り出して、成型発酵させて焼けばいいので、忙しい時に楽で便利なんです。クリスマスに使いきれなくても、生地はクリスマスケーキ以外に、どのデニッシュパンにも使えます。

一つは、今日のおやつに試し焼きしました。



中に入れるのは、Remonceルモンスと呼ばれる同量のバター、マジパン、お砂糖を混ぜたクリームと、レモンピールやレーズン。

写真のように折って焼きます。


はい、焼き上がり!


一つで5人分くらいかな?使うバターの量は100グラム。パンなのでお砂糖の量は少ないし、そんなに不健康でもないか?なんて思いますが、デンマーク暮らしが長すぎて私の感覚がおかしくなっているのかもしれません。

いずれにしても、自分で作ることの利点は、何がどの位入っているか、納得しながら食べられることかな?と思います。

それでは、今日のおやつはコーヒーと一緒に頂きま〜す。