ついつい、(メッテ母さんがこう言っているんだから、やるしかないな!)と言う気持ちにさせられます。
夏休みに旅行に出かけて、既にマスクが義務化されているヨーロッパの街を体験した人たちもいますし、義務化は免れないだろう、と言う予感は国民の中にありました。
今回のマスクの義務化は、感染予防の意味ももちろんあるけれど、なによりも、社会が全開しつつあるデンマークで、国民が新型コロナの存在を忘れないで慎重に行動するための心理的な効果を狙っているようです。
必要な人が確実に適当な値段でマスクを手に入れることが出来るように政府が管理してくれるようなので安心です。
布のマスクやフェイスシールドでもOKだそうです。
一足先に既に義務化されているデンマークの地方都市では、駅員が無料でマスクを配っているところもあったようです。(友人によると、コペンハーゲンの中央駅でも配っていたそうです)
でもそれはあてにならないので、今日はお店でマスクがよく売れていたようです。
マスクをしていないと、電車に乗せてもらえなくなるので、まあ当然です。
そして、ちょっと驚かされるのは、報道されるこの義務化に対する国民の反応は、ポジティブなものばかりで、文句を言っている人はあまりいないらしいことでした。
義務化が施行されるまで一週間ありますが、月曜日にはほとんどの人がマスクをしているのではないかな〜?と思います。
政府が「やります」と決めます。たとえそれがそれまでは想像さえ出来なかったことでも、理にかなったことだ!と納得すると、国民は「それではやりましょう」と一斉に従います。
2012年、行政サービスの完全デジタル化の時もそうでした。
そして瞬く間にパーッと変わることが出来るのがデンマーク社会です。
この柔軟性は素晴らしい!と思います。