気温は29度まで上がったようです。
今は夜の9時を過ぎていますが、夏至を超えて、2分日が短くなったとは言え、日が暮れるのは9時58分だそうで、まだほぼ日中のように明るいです。
レンガの家を冷やすたために、窓を全開にしていこれを書いているので、黄昏時の小鳥の歌声が良く聞こえます。
そして、その静かな鳴き声の合間に、この季節のデンマークの風物詩、高校卒業生たちの「卒業生ツアー」のトラックが、歓声、笛、クラクション、音楽とともに、時々グオーッと嵐のようにやって来ては、また去っていきます。
この「卒業生ツアー」について書き始めると長くなるので、もしご興味のある方は、3年前に長女が高校を卒業した時に書いた、こちらのブログでどうぞ!
卒業祝いのこのツアー。今年は新型コロナで危うくできなくなるところでした。
無事にできるようになって本当に良かったです。
接触を最小限にするために、訪問する家庭の数や時間を制限すること。トラックには、運転手以外にシラフの人が乗っていること、他にも衛生面の注意など、ガイドランも前もって発表されていました。
でも、家の前を通り過ぎるトラックの中の若者たちは、いつも通り、樽の中のニシン漬けのようにピタリとくっ付いていて、いつも通り、思いっきり酔っ払っていて、いつも通り、喜びに溢れています。
若いっていいなあ〜〜!
あなたたちの人生は、まだ始まったばかり。
政府は、「このツアーの4〜5日後にコロナ検査を受けるように」と参加者全員に呼びかけています。
デンマークの高校生、皆んな、根はとても真面目だから、それに従うのではないかなぁ〜?
さあ!明日から夏休み。
今日はバレエ学校でも終業式がありました。
9年生/中学3年生にとっては卒業式でした。
今年の9年生は、恒例のキャラメルの日*も卒業試験もキャンセルでした。楽しみにしていた伝統行事ができなくて本当にかわいそうでした。
卒業式は、例年だと、全校生徒とその保護者たちが集まって賑やかに行われるのですが、今年は終業式の方は中止になって、卒業生とその保護者たちのみが学校に赴き卒業式だけが行われました。
焦点が、100%、卒業生とその保護者たちに当てられて、先生や学校とシミジミとお別れする時間が持てたのではないか?と思います。これはかえって良かったかもしれません。
今年の卒業生、11人のうち8人が、8月からバレエ団の研修生になることが決まっています。8人のうち5人が男子と言う貴重なヴィンテージです。
卒業おめでとう〜!
*「キャラメルの日」に関してはこちらのブログで読むことができます。