でも、1週間前に首相から告知された後、政府の対策に不明な点が出て来て少し混沌としました。
その不明な点とは、世帯内に感染者がいても、子どもは保育/教育施設に行けるのか、否か?です。
説明不足だったので追記しますが、デンマークでは日本のような「指定感染症陽性だと入院させなければならない」と言うような制度はなく(今は事態が変わって、それも変更されたのかも知れませんが)、軽症者は自宅隔離しています。
あ〜でもない、こ〜でもないと、と色々討論された結果、世帯内に感染者がいない場合のみ、5年生以下の子どもたちは、明日から小学校と保育施設に通えることになりました。
保護者が感染しているのに、子どもを施設に送り出す?新型コロナウイルスの常識からして、それってないんじゃない?
と、この討論を私はとても不思議な気持ちで見守っていました。
まあ〜、骨組みをパーッと言ってしまった後で、討論しながら、順々に最善策を選んで決めて行くことが可能な文化があるのは、いいなぁ〜と思います。
元々、子どもたちのため、と言うよりも、保護者たちが仕事に行くことが出来るように、子どもの居場所を確保するためにそう決まったことでした。
安全性は?距離は?衛生面は?子どもや保育士/教師の健康は充分に守られるのか?などなどへの不安が討論の原因でした。
「施設は緊急事態の制限に沿った設備を準備して子どもたちを迎えること」と政府は初めから言っていました。
国民の不安は、緊急事態、引篭状態が続き、恐れからお互いを信頼できなくなっていることの表れかな?と思います。
無自覚でも感染している人はいます。学校や保育施設が開くと、感染リスクが拡大して、感染者が増加するのは当然です。でもそれを恐れたら正常化へは進めません。
管理できる範囲で正常化を進めるべきだと私は思います。そして距離をおいても信頼は失いたくないものです。
でも上に書いたような常識が分からない人もいるようなので、はっきりして良かったです。
結局、約半数の自治体が、準備が整っていないと言う理由で、保育施設/学校スタートは20日から、と決定しました。
コペンハーゲン市にあるバレエ学校は、今日設備を整えて、明日からスタートします。
「登校に関する衛生上の注意」と言うお知らせが届いていました。
と言っても、密室でのスポーツはまだ許可が下りていないために、バレエのレッスンはありません。
また、上級生は以前として、オンライン授業です。
主人と子どもたちが自宅でテレワークするようになって4週間以上経ちます。
常にオンラインで共有の何かがあるわけではないので、メリハリのある毎日を送るように、それぞれ工夫してやっています。
正常化への道のりは、長〜くなる見通しです。
ダレないように、刺激しあって、労りあって、折角なので、この状況を楽しみながら、乗り切りたいと思います。
それではまた〜!