オートファジーの勧め | あるバレエママの告白

あるバレエママの告白

バレエしている息子のこと。それを母として観察する私が考えたこと。デンマークの暮らし、教育などなど、ふと頭に浮かんだことをそのまま書いてます。

最近ネット上で「ファスティング」と言う言葉をよく見かけます。ようするに、断食のことですね。

そのファスティングですが、カトリック信者の私たちにとっては、新しいことでもなんでもなくて、定期的にごく普通にやりつづけて来た慣習のようなものです。

最近流行っているらしい、24時間ファスティングとか、3日ファスティングをする人は、一般信者にはあまりいないかもしれませんが……。

例えば、

毎週金曜日は「小斎」の日で、肉類を食べない日です。金曜日の食事は控えめです。

元々「暴食」は、カトリックの7つの大罪の一つで、避けなければ面倒なことになります。まあ、暴食は信者であるないに関わらず健康に良くないからやめたほうが良いけれど……。

また、一年に2回、「大斎」の日と言うのがあって、その日は普通に食事が出来るのは一回だけです。「人はパンのみにて生くるにあらず」です。グーグーお腹はなるけど……。

復活祭前、日曜日を除く40日間の四旬節は、断食期間で、昔、この四旬節には肉や卵は食べませんでした。

我が家では、四旬節の間は、日曜日以外、出来る限りお肉もお魚も食べないで、野菜と豆類で生活するようにしています。

デンマークでも近年ヴィーガンブームなので、子どもたちは、その慣習をとても喜んでいます。

我が家の場合、鳥肉や挽肉に似せて作られた豆で出来たお肉を使って、いつもと同じような料理を作る時が多く、威張って「ヴィーガン料理を作っています」とは言えません。

さて、今日のポイントですが、このように定期的に宗教上の理由から断食しながら、『ファスティング』が、健康にとても良いと言うことは知りませんでした。

精神修行になるし、体にも良いなんて、一石二鳥で良かったわ〜!と喜んでいます。

今年の四旬節には、さらに「オートファジー」(自食作用)の細胞を活性化する効果を狙って、「8時間食事法」を取り入れてみました(私だけ)。

8時間以内に全ての食事をとり、残りの16時間は水分のみで、何も食べない時間を毎日持つ食事法です。眠っている時間が半分で、後は朝食を抜くだけで、簡単に出来ます。

「オートファジー」について色々読みましたが、これは絶対にいいに違いない!と納得してしまいました。

カトリックの断食期間は、聖土曜日の正午で終了しますが、私はこの8時間食事法を健康のためにずっと継続していきたいと思います。

私自身たった40日程前に始めたばかりなので、堂々と「お勧めします!」とは言い難いですが、免疫力アップにもとても良いそうなので、新型コロナ対策としてもいいかなぁ〜と思います。

明日は「聖金曜日」、イエスの受難と十字架の死を記念する日で、「大斎」の日です。我が家では朝食を軽くとって昼食を飛ばします。

私は朝食と昼食を飛ばすことになるので、24時間ファスティングが出来ると言うわけです。

シメシメとか思いながら迎える聖金曜日は初めてかも?です。

それでは、良い「聖なる三日間」を!