3月31日にはいつも通りサマータイムに変更になります。
でもこのウィンタータイムからサマータイムへの変更、もしかしたらいつも通りではなくなり、最後の変更になるかもしれないそうです。
欧州委員会が4.6百万人のEU住民に調査した結果、84%がこの変更を廃止する事を希望した(もっとも返事をした人のうち3百万人はドイツ人だったそうですが……)ため、結果を受けた欧州委員会が、時間変更の廃止を去年提案して、この4月、EU加盟国はどうするのか決定しなければなりません。
元々第一次世界大戦下、日の光を効率的に利用し、エネルギーを節約するために導入されたシステムだったけれど、技術が進歩した今、それを配慮する必要はなくなったと言うのも理由らしいです。
そして4月に欧州委員会の提案が採択された場合、サマータイムを取るか、ウィンタータイムを取るかは、EU加盟国が自由に決定するそうです。
デンマークではサマータイムはサマータイムと呼ばれていますが、ウィンタータイムは標準時間とも呼ばれていて、元々そちらが標準でした。
そのため、もしウィンタータイムを取るとしたら、いつも通り時間が変更になるのは2019年10月27日のサマータイムからウィンタータイムへの変更が、最後の変更になると言うわけです。
そして同時に、ヨーロッパ内でさまざまなタイムゾーンが発生する可能性がある事を意味します。
例えば、デンマークとお隣のドイツに時差が生まれる可能性があるって事です。
交通機関のタイムテーブルとかで、混乱は起きないか?と言うジャーナリストの質問に、今までだってEU内に複数のタイムゾーンがあったから大丈夫だ!と言う移動・運輸部門委員のたくましい答えが返ってきたそうです。でも、その点怪しいです……。
年に2回のこの変更は、住民の健康にも悪影響がある、と言うのも理由の一つらしいです。
たしかに、変更直後暫く軽い時差ボケ状態があります。
さあ、どんなことになるのやら!?
いずれにしても慣れるまで時間がかかるのは間違いなしです。