色々なバレエ団の、違う振付家のヴァージョンで、何度も繰り返し観た作品がいくつもありました。
でもその一方で、全く馴染みがない作品もありました。
そして、そんな作品の1つが『スペードの女王』です。
下のボリショイバレエ団の『スペードの女王』のDVDは図書館に置いてあるし、いつでも観ることが出来たのに、(わーどんな作品だろう、観たい!)と思った事が、何故か今まで1度もありませんでした。
上のロラン・プチ版ではありません。
イギリスの若手振付家、リアム・スカーレット版で、新作、世界初上演です。
HPに、芸術監督が作品に関して語っているトレーラーが載っていました。
「振付家によって、直接ダンサーに振り付けられる事が、ダンサーにとってどんなに勉強になるか」
そして、「劇場が出来るのは、いい話を語る事」、「プーシキンのミステリアスな物語、若手振付家リアム・スカレット、王立バレエ団、この3つが舞台で混ざる、これはビッグになるよ」とも語っています。
これを見て、(ふーん観てみたいな〜〜)と思いました。
学校でリハーサルを見た娘も「良かった」と言っていました。6年生以下の生徒は観なかったので、息子は観ていません。
それで、今日のマチネの公演のチケットを購入してしまいました。
「子供が見れないような作品を、日曜日のマチネで観るの?」と主人に非難されたけれど、結局「仕方がない」と理解してくれました。
実はデンマーク、もしかしたら今月22日から公務員のストライキになりそうな状態で、そうなると王立劇場もストライキで公演が中止になります。それで何となく(このチャンスを逃したら、見れないかも!?)と気が焦りました。
それにしても、こんな風に、今まで全く無視していた作品を、私が観たいな〜〜と思うようになるなんて、芸術監督は良いリーダーであり、芸術家であるだけでなく、優れた教育者なのかもなぁ〜〜、私はすっかり洗脳されてるなぁ〜〜と思いますよ!
彼の今後に益々期待します。
そして午後が楽しみです。