それは同時にバレエ学校9年生の卒業公演でもあります。
タイトルは毎年同じですが、その年の9年生が、自分たちでプロデュースする作品なので、内容は、その年によって全く違います。
その年々の子どもたちの特徴が表れて、毎年独自のいい作品が出来上がっていると思います。
娘立ちのクラスの作品である、今回の公演のテーマは、以前プロモーション動画に関しての記事を書きましたので、それを読んで頂ければ、よくわかると思います。
「仕事が忙しくて、行けそうにない」と言う主人の仕事を、ほぼ強制的に移動させて、2人で行って来ました。
娘の最後の舞台なので、2人で一緒に観たかったからです。
バレエ学校の子も観ていたので、三男と3人で見守りました。
11人の9年生が、其々自分自身にマッチするスローガンで、その言葉を表現していました。
「知恵」「狂気」「優しさ」「痛み」「闇」「悪」「光」「夢」「力」「勇気」「感じやすさ」
それぞれがソロを踊りました。
8年生の子たちが、9年生が振り付けた群舞を見事に踊りきっていたのも印象的でした。
約1時間、15歳の彼らが、全身全霊をかけて「今この時」を表現していました。
この公演は、今週と来週、コペンハーゲンの中学生が招待されて6回上演されます。
娘はこの公演後、バレエから離れます。
1人のダンサーとして、こんなに美しい終わりを迎えられて、娘は幸せだったなぁ〜、と思います。
スローガンとその子の写真入りのハガキを、入り口で配っていました。一人一枚しかくれなかったので、娘の写真入りのハガキを手に入れました。
娘は、スローガンの多くを考える係りで、クラスメートはその中から選んでいたそうです。
でも娘のスローガンは自分で決めたものではなく、いつのまにか決まっていたそうです。
「『Follow your heart but take your brain with you 』の言葉は自分で考えたのよ!」と言っていました。