卒業公演 | 大好きな日々の覚え書き

大好きな日々の覚え書き

デンマークの暮らし、教育、天然酵母、麹、発酵の話、旅行の話、子どもたちを通して知ったバレエのことなどなど、ふと頭に浮かんだこと、思ったこと、感じたことをそのまま綴るブログです。

昨日、デンマーク王立劇場バレエ学校の8年生と9年生からなるKompagni Bの春の公演、『Breakfast with Bournonville』のジェネラルがありました。

それは同時にバレエ学校9年生の卒業公演でもあります。

タイトルは毎年同じですが、その年の9年生が、自分たちでプロデュースする作品なので、内容は、その年によって全く違います。

その年々の子どもたちの特徴が表れて、毎年独自のいい作品が出来上がっていると思います。

娘立ちのクラスの作品である、今回の公演のテーマは、以前プロモーション動画に関しての記事を書きましたので、それを読んで頂ければ、よくわかると思います。

「仕事が忙しくて、行けそうにない」と言う主人の仕事を、ほぼ強制的に移動させて、2人で行って来ました。

娘の最後の舞台なので、2人で一緒に観たかったからです。

バレエ学校の子も観ていたので、三男と3人で見守りました。

11人の9年生が、其々自分自身にマッチするスローガンで、その言葉を表現していました。

「知恵」「狂気」「優しさ」「痛み」「闇」「悪」「光」「夢」「力」「勇気」「感じやすさ」

それぞれがソロを踊りました。

8年生の子たちが、9年生が振り付けた群舞を見事に踊りきっていたのも印象的でした。

約1時間、15歳の彼らが、全身全霊をかけて「今この時」を表現していました。

この公演は、今週と来週、コペンハーゲンの中学生が招待されて6回上演されます。

娘はこの公演後、バレエから離れます。

1人のダンサーとして、こんなに美しい終わりを迎えられて、娘は幸せだったなぁ〜、と思います。

スローガンとその子の写真入りのハガキを、入り口で配っていました。一人一枚しかくれなかったので、娘の写真入りのハガキを手に入れました。

娘は、スローガンの多くを考える係りで、クラスメートはその中から選んでいたそうです。

でも娘のスローガンは自分で決めたものではなく、いつのまにか決まっていたそうです。

「『Follow your heart but take your brain with you 』の言葉は自分で考えたのよ!」と言っていました。

{F445375D-829C-436B-9040-9DE56F064803}