エピファニーのチョーク | あるバレエママの告白

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デンマークの暮らし、教育、子どもたちを通して知ったバレエのこと、旅行の話などなど、ふと頭に浮かんだこと、思ったこと、感じたことをそのまま綴るブログです。

昨日の公現祭、バルセロナの知り合いによると、カタルーニャではクリスマスよりも大切な家族のお祝いだそうです。子供達がプレゼントを貰うのもクリスマスではなく公現祭だそうです。

4世紀末まで東方教会では御降誕と御公現を同じ日に祝っていたそうで、どんなに大切な祝日なのか感じる事が出来ます。

さてその公現祭で公現節が始まりました。

そして教会のプレゼピオには、東方の博士達も加わりました。

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下の写真は元旦に撮ったもの。この時はまだ東方の博士達、馬小屋に向かっている途中でした。黒い→見えますか?
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全員揃ったこのプレゼピオ、教会では、2月2日の聖燭祭(キャンドルマス/主の奉献の祝日)まで飾ってあります。

「クリスマスツリーもプレゼピオも公現節の期間、2月2日まで飾りっぱなしでも良い」と言う人もいますが、埃はたかるし、モミの針は落ちるし、我が家では両方サッパリ昨日片付けました。

そして、公現節初めの日曜日に教会に行くと、貰って帰ってくる大切なものがあります。

それは「エピファニーのチョーク」と「聖水」です。
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下は司祭がチョークを祝福しているところ。
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そして、信者は家に帰ってそのチョークで
家の正面玄関のドアの上に「20+C+M+B+18」と書きます。

2018年を表す数字の20と18の間のCMBは、ラテン語で「Christus Mansionem Benedica」「キリストがこの家を祝福しますようにと言う意味です。東方の博士の名前「Casper、Melchior、Balthasar」のイニシャルにもかけられています。

下の写真のようなシールを買って帰って、玄関に貼る人もいます。
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日本の初詣でお札を買って帰るのと、似た感覚です。

これで1年間御加護を受けて平安に暮らせる、と良いですね。

クリスマスというシーズン柄、最近教会の話題が多かったですが、伝道する意図はありません。

教会の暦に従って生活するのが、一番大切な我が家のライフスタイルなので、少しだけ紹介しておこう!と思っただけです。




七草、言える?


言えないし、覚えた記憶もありません。でも7日頃にお粥を食べた記憶はあります。大根やかぶの葉を入れて、後は工夫してそれらしいものを母が作ってくれていたのでしょう。だって、旧正月7日なら、自然の中でハーブを摘む事が出来たかもしれないけれど、今の暦では自然から七草揃えるの無理ですよね?だからそれらしいものを作るの大変だったんじゃないかなぁ〜〜?フリーズドライの7草粥セットみたいなものは、昭和の昔は売っていなかったのではないかと思うので、、、。


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