そこで、飛び込んで来たのは「コペンハーゲンの繁華街、ストロイエにある有名家財道具専門デパート『Illum ハウス』の建物に火災発生」のニュースでした。
えーっとビックリしました。
もちろん、美しい建物に火が付いた事が一番ショックでした。が、娘が出掛ける先が、その側にある「Illum本店」で、そこでパフォーマンスをする予定になっていたから尚更驚きました。
早朝4時に屋根から火が出ている事が発覚、9時頃には火事はおさまっていたものの、午前中は消防関係者で現場はごった返すために、通行止になる、との事でした。
パフォーマンスは中止だろうか?
取り敢えず娘は出掛けたものの、私は本当の野次馬になりたくないので、見にいくのをやめる事にしました。
結局、娘達の「Illum本店」でのパフォーマンスは予定通りに行われました。娘によると「意外に沢山の人がいた」そうです。
「Illumハウス」の方は、以来、後片付けでごった返しているようです。屋上から出火した為屋根が落ち、上階の被害が特に大きかったそうです。壊れた20万クローナ(約350万円)するPoul Henningsenのランプの写真が新聞に載っていました。
できるだけ早く、今週の終わりにでも、救い出された品物を集めて「売り切りバーゲンを開きます」と告知されています。
「売り切りバーゲン」はデンマーク語で「brandudsalg」と言います。この言葉は「brand(火災)udsalg(バーゲン)」と2つに分ける事ができます。元々「火事の後のバーゲン」と言う意味らしいですが、「(困った時に)売り切る」と言う意味でもよく使われます。
こんな災難の時でも、言葉の遊びで「火事でbrandudsalgか!はっはっは!」と笑っちゃうデンマーク人が、私は好きです。