フランス革命記念日の花火を見るために、プロムナード・デ・ザングレに集まった人達と同じように、私達も、カブールの遊歩道で、久しぶりの花火にワクワクとした気持ちで、始まるのを待っていました。
開始時間が過ぎたのに、なかなか花火が打ち上げられなくて(どうしたのかな?)と思いました。
そのうち周りのフランス人がザワザワし始めました。「ニースで何か酷い事件が起きたらしい」と主人が言いました。
(テロだ!またフランスがやられたんだ)と思いました。
花火が始まり、一通り見ましたが、気が気ではなく、急いでアパートに帰りました。
帰宅して直ぐにテレビをつけました。そして、残酷なテロ事件があった事を知りました。それは、その後ヨーロッパで起きる、トラックによるテロ事件の始まりでした。
昨日、バルセロナで起きた事は、誰もが恐れていた事でした。
私達が、行く前から、次はバルセロナが危ないらしい、と言う噂はありました。
バルセロナの街を歩きながら、(人懐っこくて優しい人達が住む、こんなに美しい場所で、そんなに恐ろしい事があってはいけない)と強く思いました。
警戒は十分にしていたと思います。でもテロ事件を避ける事は出来ませんでした。
この事件は、バルセロナの人だけの苦しみではありません。
ヨーロッパのどこでも起こりうる事件だからです。
それは、コペンハーゲンのストロイエでもありうるのです。
今朝も、いつも通りに子供達を見送りました。子供達の学校は、コペンハーゲンのヘソのような場所にあります。
それこそ、毎朝、今日も無事に行って帰ってきますように!と祈ります。
それでも、私達は日常生活を続けなければなりません。そうしなければ、テロに屈する事になるからです。
愛しいバルセロナの街よ!