Store bededag、息子の試験結果 | 大好きな日々の覚え書き

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デンマークの暮らし、教育、天然酵母、麹、発酵の話、旅行の話、子どもたちを通して知ったバレエのことなどなど、ふと頭に浮かんだこと、思ったこと、感じたことをそのまま綴るブログです。

「Store Bededag」(大祈祷日)と言うのは17世紀からある、デンマーク独自の祝日です。復活祭後4週目の金曜日と決まっています。

昔、この日は断食と祈りに捧げる1日だったそうです。が、今はただの祭日です。
金、土、日と連休になるので誰もが楽しみにしています。

この日で、今でもしっかり残っている習慣といえば、Hvederと呼ばれるパンを食べると言う事くらいです。

動詞の「祈る」がBeder(ビダー)で、パンの名前がHveder(ヴィダー)、bとvの発音以外は全く同じなので、ちょっと言葉の遊びにもなっています。どこの国でも伝統には食べ物がつきものですね!(そして最後には食べ物の習慣だけが生き残るのも同じかも!です)

それは、サクッと書くと「大祈祷日当日は1日の礼拝が終わるまで祈りに徹するために働く事が禁止されていた。パン屋さんもパンを焼いては行けなかった。それで前の日までにパンを焼いて売った。人々はそれを買っておいて大祈祷日には温めて食べた」と言う習慣でした。

それが、美味しいパンを買った後、当日まで待ちきれず、前日の晩に食べてしまう様になりました。

そして木曜日の晩が、俗に言うStore Hvedeaften、Store(大)Hvede(ヴィダー・パン)aften(の晩)になりました。

それが今晩です。下がそのHvederと言うパンです。こう言う形をした、バターが少々多めに入った普通のパンです。
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本当は夕食後夕暮れ時を散歩して、帰宅した後トーストして食べるのですが、今日は生憎の曇り空!それに肌寒いので散歩は省略!焼き立てなので、このままトーストせずスープに付け合わせて夕食に食べちゃいます。

それから、今日は、もっと大事な息子の試験結果が出た日でした。

合格。これで息子の方はバレエ学校と2017-2018新シーズンの契約を正式に結ぶ事が出来ました。

既に新シーズン秋休みの演目の練習は進んでいます。RDBのプリンシパルで振付家としても活躍しているグレゴリー・ジーンさんが振付を担当しています。初演新作で、息子は音楽も振付も大好きみたいです。覚えるのが楽しくて仕方ない、と言った感じ、帰宅するとその日に習った振付を踊って見せてくれます。

新シーズン、ますます楽しみになって来ました。