今週は、ポワントを履いたハードなリハーサルが連日続いたそうで、娘は足に水ぶくれがいくつも出来ていました。
家に帰って来ると、まるで「戦士の勲章」であるかのように、得意げに血の滲んだタイツを見せてくれる日が続きました。
なんのリハーサルをしていたかというと、「ブルノンヴィル・スクール 月曜日クラス」の特訓でした。昨日の金曜日、下級生に見せるためのリハーサルだったそうです。
下級生に見せるだけにしては、大袈裟な打ち込み方だな?何かあるぞ!とは思っていました。
案の定、下級生、校長先生、先生方だけでなく、バレエ団の芸術監督も見に来て、撮影もされ、とても厳かな雰囲気の中での発表会だったようです。
「月曜日クラス」と書いても、一体なんのことなのか、分かってもらえないと思うので少し説明します。
そしてダンサー達は、週6日のクラス、月曜日クラス1番、2番、3番、、25番、火曜日クラス1番、2番、、、水、木、金、土曜日クラス、というようにしてブルノンヴィルのステップでレッスンしました。
デンマーク王立劇場では、1932年にHarald Landerが芸術監督になるまでは、それが、ダンサー達の唯一のレッスンだったそうです。
バレエ学校では、今はもう、毎日ブルノンヴィル・スクールをする、という事はありません。でも毎週土曜日はブルノンヴィルの日と決まっています。
下に貼り付けるYouTubeの動画は2005年ブルノンヴィル生誕200年記念で収録されたもののセンターレッスン版です。他にバーレッスン版もあります。
そして金曜日、8年生、9年生の生徒は25番まである「月曜日クラス」を、全部踊ったそうです。50分位かかったと言っていました。
少し前から、「月曜日クラス全部覚えたよ!」と嬉しそうに娘は言っていたのですが、私はステップ25セット全部覚えたと理解していなくて、「あ〜そう!」なんて軽く反応していました。
だから、昨日そう改めて分かった時、「へ〜!いつの間にそんなに覚えたの〜〜!」と今更のことながらビックリしてしまいました。
見学した下級生の息子曰く「お姉ちゃんは、上手だった」そうです。
勿論、姉の事は、絶対悪く言わない、忠実な弟です。
でも娘は嬉しかったのか、金曜日の晩、一部を(場所が狭くて踊れないナンバーもあったので)再現して見せてくれました。(水ぶくれが痛かったので、ポワントではなく靴下で!)
ブルノンヴィルのステップは、ステップから音楽が聞こえて来るようで、娘は大好きなんだそうです。上手になったなあ〜!成長したなあ〜!と思いました。
動画長いので、もし良かったら、月曜日クラスだけでもチラッと見てみてください。月曜日だけでも30分以上ですが、、、。ブルノンヴィルってこういうステップなんだ〜!って理解していただけるかもしれません。