解雇 | 大好きな日々の覚え書き

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デンマークの暮らし、教育、天然酵母、麹、発酵の話、旅行の話、子どもたちを通して知ったバレエのことなどなど、ふと頭に浮かんだこと、思ったこと、感じたことをそのまま綴るブログです。


知りませんでしたが、王立劇場では「解雇は1月のみに行われる」と言う合意があるそうです。

そう言わてみれば思い出すのは、2012年1月の大削減です。劇場全体で81人が解雇されて、そのうち11人がバレエ団のダンサーでした。

解雇者が告知されたのは、新しい演目のリハーサルが大詰めに入っていた頃で、舞台リハーサルが突然中止になったり、リハーサル中に気絶するダンサーが出たり、劇場内に嫌な雰囲気が流れていました。子供達もとても心配していました。

何か納得がいかない事があると、「経済危機だからね〜〜!」と息子が言うようになったのはそれ以来だったかもしれません。

オーケストラでは、みんなで減給に耐えることにして、解雇を免れました。

でもバレエ団は免れませんでした。

どうやら、キャラクター・ダンサー6人全員が解雇されたようです。

数人若めの人もいますが、大ベテラン達(+60)が多いです。

彼らは今後、フリーランスで必要な時に雇われるようです。

右寄りの批評家は、伝統が保てなくなる、と嘆いています。

でも私は、それでもいいのでは?と思います。バレエ団が家みたいなベテラン達の中には、ボランティアでも劇場にやって来る人達がいると思います。

若いダンサーの解雇が免れて本当に良かったです。