産後クライシス | 助産師✨笑って、食べて、お勉強の日々

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食べること、笑うことが大好きな、関西の助産師が、妊娠・出産・育児・母乳をメインに、お勉強したことを、まとめています❤︎
自分のお勉強ノートとして、また、みなさんにも、お役に立てると、嬉しいです♪

 

赤ちゃんが生まれてから、オムツ交換や沐浴を積極的に手伝ってくれる、イクメンパパになぜかイライラガーン

 

 

 

頑張ってくれているのはわかるけど・・・

 

 

 

24時間、赤ちゃんと一緒に過ごすママは、みるみる育児のプロになっていきます!!

 

 


 

一方、

 

 

 

赤ちゃんと接する機会が圧倒的に少ない、育児ビギナーのパパあせる

 

 

 


ママは、パパの赤ちゃんの扱い方がどうしても気になり、ついつい厳しく指導してしまったり、

 

 



ついには、いてもたってもいられず、赤ちゃんを取り上げてしまうこともかお

 

 



ママだって、パパにいじわるをしたいわけではありません汗

 

 




ただ、ママににとっては育児ビギナーパパの危なっかしさが、赤ちゃんを傷つけるのではないかと不安になり、ついつい強く言ってしまうのですあせる

 



 

さらに、

 

 



これまでの家事に加えて新たな育児という、大忙しのママはパパに、食事の準備、後片付け、洗濯物、お風呂掃除・・・・

 




 

少しは手伝って欲しいと思い、パパへの小言がますます増えてしまうガーン

 





 

そんなママの態度から、逃げたいパパは、ますます育児から離れてしまうことに汗

 

 

 



 

離婚率が一番高いのは末の子が0〜2才の時で、産後まもなくの頃の離婚が最も多い

 

 

 



 

妻は夫を見て思います・・・

 

 

 



「父親になったんだから、変わって欲しい、もっと自覚をもって欲しい!!

 

 

 



 

夫は妻を見て思います・・・

 

 




 

「前は、あんな女性じゃなかった、もっと優しかった、変わってしまった!!

 

 

 

 




赤ちゃんを育てるための産後こそ、夫婦の愛が強まるべきなのですが・・・

 

 




 

育児中、最も助け合いたい夫に、なぜイライラしてしまうのでしょうかはてなマーク

 

 

 


そこには、

 

 

 



あるホルモンの深い関わりが、最新研究からわかってきていますくろーばー

 

 

 



 

最近よくきく「オキシトシン」です音譜

 

 

 

 


オキシトシンは、出産、授乳をするために必要なホルモン、






そのため、ママの体内のオキシトシンは、とても高い状態ですニコニコ

 

 




 

オキシトシンは、安らぎと、結びつきの、愛情ホルモンピンクハート

 

 

 




では、オキシトシンが高い時期、夫婦の仲も良くなるはずなのでははてなマーク

 

 




 

実は、オキシトシンには周囲の人へ「愛情」を感じさせる働きがある一方で、








子どもに危害を与えたり、子育てをジャマしようとする者に対しては、「攻撃性」を増すという働きもあるのですあせる

 

 






子育て中のネコに近づくと、威嚇されることがありますねにゃ

 

 






自然界では子どもを外敵から守るために、ママにとって「攻撃性」はとても重要な働きになるのですが・・・

 

 






夫婦での子育てがメインになっている今の日本では、オキシトシンの「攻撃性」の部分が多く出てしまうと、大変なことにあせる

 

 





 

出産や授乳以外でも、赤ちゃんとの触れ合いで、子育て中のママたちは常にオキシトシンが高い状態です家

 

 







「愛情」と「攻撃」どちらも強める効果をもつオキシトシン星

 

 






そのオキシトシンが高い時期、イヤなことは普段より何倍もイヤと感じる!!

 

 





一方で、

 









嬉しいことは、普段より何倍も嬉しく感じるのですおねがい

 

 

 




子育て中のママは、感情が激しく揺れ動くシーソーのような状態にあります・・・

 

 

 



妊娠、出産、育児を通してパパが優しく、子育てに積極的だと、オキシトシンが高い状態のママは普段より何倍も喜びますキラキラ

 

 





そんなママは子どもだけではなく、パパへの愛情も深くなりますラブ

 

 





 

オキシトシンで変化するママですが、パパはというと・・・

 

 




 

男性は妻が子どもを授かると、太古から家族を守るために外で狩りをする、という本能を持っています!!

 

 


 




現代の男性に当てはめてみると、これまで以上に仕事を頑張るということに会社おやじ。

 

 





そのため、

 

 





妊娠中、ママの体がしんどいのに、なぜかこれまで以上にパパの仕事が忙しい、帰りが遅くなるということもありますあせる

 

 



 



もちろん、これらのことが、すべての人に当てはまるわけではありませんが・・・

 

 

 





このようにお互いに生じやすい変化を知っておくことは、大切なことかもしれませんくろーばー

 

 

 





妊娠、出産、育児とママのオキシトシンの高い時期は、産後クライシスという夫婦の危機の時期であると言われています汗

 

 






ですが、その一方で

 

 






これまで以上に夫婦の愛情を深めることのできる、大きなチャンスの時期でもあるのですハート

 

 





悪いところにばかり目を向けるのではなく・・・

 

 






ママになるために体を変化させて命がけで出産、大変な育児をサポートの少ない中で、中心となって頑張ってくれているママのこと

 

 






赤ちゃんの育児はビギナーでも、頑張ってくれようとしてくれているパパのこと、








幼少期から思春期、青年期へと子どもの成長を長い目でみた時、客観的なパパの視点や役割はきっと大切になること

 

 






互いに生じる変化を知り、それならどうすべきかを考え、互いに思いやり協力をすることで、








きっとピンチはチャンスに変わるはずですキラキラ

 

 

 






もちろんご夫婦が中心となりますが、その周りを社会がしっかりとサポートしていくことが大切なのだと思いますニコニコ

 

 





 

オキシトシンが高い状態のママが一番嬉しいのは「寄り添いの気持ち」です

 

 



 

ママが「寄り添ってくれている」と感じるパパの行動ははてなマーク  

 

 





子育て中、ママがパパに話をする時、








ママはアドバイスや解決してもらいたい、と思っていることは少ない・・・

 





 



ほとんどは、ただ共感してもらえたり、話を受け入れてもらいたいのです

 

 






パパが、ママの目をしっかりと見て、話を聴いていたり、うなずいていたり、共感する言葉を伝えることで、

 

 







ママはパパが「わかってくれている」と、とても嬉しい気持ちになりますラブラブ

 

 







これこそ、子育て中にパパが担う、重要な役割なのかもしれませんニコニコ

 

 






 

また、ママはパパが、頑張ろうとしてくれる気持ちに、パパの優しさに、「ありがとう」「嬉しい」と素直に感謝の気持ちを伝える

 


 






出産に立ち会ったパパの中には、「自分は何もできなかった」と無力感を感じられていることはよくありますしょぼん

 






 

男性は、素直に言葉に出せないことが多い分、いろいろと抱え込んでしまうこともあるかもしれません・・・

 






 

だけど、そんな時に「ありがとう」「嬉しい」とママに言ってもらえると、パパはとても元気になりママを愛しく思うのではないでしょうかピンクハート

 

 

 




 

人はどんな時でも、いつでも人に寄り添い、優しくできるわけではありませんあせる

 






環境が厳しくて、自分のことで精一杯になってしまうこともあります・・・

 







これまでの経験、物事に対する考え方にも大きく左右される

 

 






だけど、なるべく相手の気持ちを思いやり、できる時に、できることを少しずつでも、やっていけたらいのではないかなぁと思います音譜 

 





その小さな積み重ねが、夫婦・親子・家族・友人、多くの絆を深くしてくれるのだと思いますニコニコ

 

  





パパとママがお互いの変化を知るために…






NHKスペシャルで放送された「ママたちが非常事態⁈」は、とても役立つかもしれませんカナヘイハート







 

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