母乳育児で節税? | 助産師✨笑って、食べて、お勉強の日々

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食べること、笑うことが大好きな、関西の助産師が、妊娠・出産・育児・母乳をメインに、お勉強したことを、まとめています❤︎
自分のお勉強ノートとして、また、みなさんにも、お役に立てると、嬉しいです♪

 

母乳育児が節税になるとはどういうことでしょうかはてなマーク

 

 

まず、母乳で育てられている赤ちゃんは、免疫をたくさんもらっていますカナヘイハート

 

 

そのため、ばい菌から守られたり、病気になった時も症状は軽くすむことが多い音譜

 

 

ということは…

 

 

母乳で育てられる赤ちゃんが増えると、病気で辛い思いをする赤ちゃんや、看病でしんどい思いをするママの数が減りますニコニコ

 

 

また、外来を受診したり、入院をする赤ちゃんの数が減ります病院

お薬の処方も少なくてよくなります薬

 

 

結果的に、医療費を抑えられることになり、節税につながりますがま口財布

 

 

ただ、病院経営の視点から考えると・・・

 

 

赤ちゃんの外来受診や入院が少ないということは、病院の収入が減ってしまい、経営が苦しくなってしまいますあせる

 

 

経営が苦しくなると、人員の配置を考えなければなりません汗

 

 

細やかなケアができるように、看護師さんを多く配置していたけれど、患者さんの入院が少ない日ばかりだと・・・

 

 

看護師さんを多く配置しておくことができなくなってしまいますナース

 

 

そうすると、時々やってくる、入院患者さんが多い時期には、看護師さんの数が足りない汗

 

患者さんは細やかなケアが受けられない、ということに泣く

 

 

 

アメリカでは、母乳育児によって、年間の入院医療費節減効果が1兆3000億円になると、算出していますアメリカ

 

 

 母乳育児は、赤ちゃんの時期だけではなく、将来の様々な病気を予防してくれるという、研究の結果が出ています音譜

 

 

 

そのため、第三者が質の良い病院かを評価し、認定を出す項目の中に「母乳」が入っています病院

 

 

 

 母乳育児支援に力を入れていると、ここは質の良い病院である!!

 

 

 

 

という認定を受けることができ、その病院は国から収入を得られるという、システムになっていますがま口財布

 

 

 

また、ママの職場復帰の早いアメリカでは、働きながら母乳育児ができるように、搾乳機のレンタルは保険適応があるようですくろーばー

 

 

子どもが元気で、ママが仕事を休まないということは、会社への利益にもなるという考えがま口財布

 

 

国、社会、病院が一体となって「母乳」をすすめているのがアメリカですアメリカ

 

 

 

日本でも、全ての病院で母乳育児支援を頑張ると、年間1000億円の入院医療費節減効果になるそうです日本

 

 

しかし・・・

 

 

日本では国の政策として母乳育児をすすめてはいるけれど、アメリカのように、母乳育児支援を頑張る病院への、経済支援システムはありませんあせる

 

 

 

第三者が病院の質を評価する項目の中に「母乳」は含まれていないのです泣く

 

 

病院は母乳育児支援を頑張っても、収入につながることはありませんがま口財布

 

 

収入どころか、小児科への入院患者が減ることで、損失になってしまっているガーン

 

 

 

今の日本のシステムでは・・・

 

 

 

感染症や病気で、赤ちゃんやママがしんどい思いをしてほしくないキラキラ

元気にすくすく育ってほしいラブラブ

 

 

ということを願い、母乳育児支援を頑張っている先生、看護師、助産師は、病院の経営を苦しめる「困った人たち」になってしまっていますしょぼん

 

 

 

一方で、

 

 

 

ミルク業者さんは、自社のミルクを使ってくれる、ミルクのお土産を渡す許可をくれる、「調乳指導」と言って、ママたちにミルクの作り方を指導する場を与えてくれる病院に、お金を支払っていますがま口財布

 

 

 

病院経営としては、ミルク業者さんを入れると、収入となるので嬉しい音譜

 

 

母乳育児支援を頑張ると、病院の収入は減ってしまうあせる

ミルク業者さんが入ると病院の収入は増えるクラッカー

 

 

なんだか、色々なことが矛盾してしまっている状況ですあせる

 

 

こんな中で、母乳育児を頑張ってと言われても、困るのはママと赤ちゃんですよねぐすん

 

 

 

 妊娠中のほとんどの女性が、母乳育児を望まれているけれど、実際に母乳育児を始めてみると、難しいと感じたり、不安になったり、辛くなったりすることが多いあせる

 

 

 

国、社会、病院が協力して、母乳育児支援に力を注ぐことニコニコ

病院でも、地域でも、ママと赤ちゃんが困った時には、どこでも母乳育児支援を受けられるような、システム作りをすることが必要だと思います!!

 

 

 

そしてもちろん、ミルクで育てると決めたママの意見が尊重されて、きちんとサポートが受けられるようにすることも、とても大切ですラブラブ

 

 

 

母乳育児によって節税された税金を、また違った形で、すべてのママと赤ちゃんのお役に立てるような形で、使うことができたらピンクハート

 

 

 

そうすればもっともっと、子育てがしやすい環境になるのではないかと思いますおねがい

 

 

 

 

このようなことを、しっかり考えてくれる政治家の方を、選ぶ必要があるなぁと感じています日本

 

 
 
 
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