2020年 の現時点
ベイトリールにおいて言えば 約30年以上
8才から始まり今現在においても
その面白さと奥深さに飽きる事無く
釣りと平行して今も楽しんでおりますが、

非常に奥深く様々な技の介入が必要とされる
『レバードラグベイトcasting』においては
2014年ぐらいから挑んでおります。
(2013に買って1年の練習を経て実践使用)

 "LDのコアな人達"と比べれば
まだまだ なのかも知れませんが
今回は、LDリールについて
自分の経験からの見解や意見や考えについて
色々な事を書いてみたいと思います。
(長文です)
  
(※注)  少しコアな話になるので、
           興味が無い方はスルーして下さい




まず、
ショアからのcastingビックゲームにおいて
『レバードラグベイトリールの良い所』は

①レバーは特に巻き上げ力が強いので、
ロッドをリフト出来ない時でも
巻きパワーで対抗出来る場合もあり
強めの初期ドラグ設定もしやすい。
(大型トローリング などに使われる理由の一つ)

②レバーで瞬時にドラグ上げ下げが出来る

③PEラインの太さでの飛距離低下がほぼ無い

④ほぼ制限無しの ロングリーダーが組めて
    尚且つ スペーサーなども組む必要無い
 (勿論、組んでも問題は無い)

⑤ラインの太さによる 飛距離低下がほぼ無く
    更に それによる トラブル等 は一切無い
    
⑤変態っぽさ & マニアック が格好良い (笑)

で、
それ以外は、
気合い根性!!
何よりも大切なのは "M気質"  (`◇´)ゞ



その中で、自分が大好きなリール は
" アベット" と "キャタリナ"  です!!

※写真については、
   LD30  LD20 (M氏)   SX64ラプター(自分)



"アベット" or "キャタリナ" 
お互いのキャストフィーリングに関しては、
リール番手やラインシステムなどにもよるが
基本的な違いは、
大径ナロー寄りの設計or小径幅広寄りの設計
の違いからくる
キャスト時のインプレッションの特性の違い
その特性に対して臨機応変出来るか出来ないかが重要になってくるかも知れません。
"投げられる" "投げられない" は人それぞれ
どちらも難しいリールに変わりはないが、
経験値が多い人ならどちらでもフルボッコ


飛距離に関しても同じで
結局の所は"飛ぶ " "飛ばない" は使い手次第
腕が良ければどちらでも飛距離は抜群です。
このライン号数であの飛距離が出るの?
なんて事も多々あります。
両方ともしっかりと期待に答えてくれる
とても良いリールだと思います。


ブレーキに関して言うと
アベットの場合は、
MC CASTと言う精度が良いマグが純正装備
マグが強いと思えば半減する改造もgood。
キャタリナの場合は、
ちょい投げ遠心しか着いてないので
改造してマグ化が必要になります。
更にブレーキブロックのサイズUPなどもあります。
ただ、LDサイズの遠心ブレーキとなると
ブレーキブロックが減ってきたりもするので
毎時チェックした方が良いかも知れません


巻き心地においては、
圧倒的にキャタリナに軍配が上がります。
自分もキャタリナの巻き心地の良さに
ビックリした経験があります。
アベットの場合で巻きを軽くしたい場合は、
ギアの純正グリスを一回抜いてから
中粘土ぐらいのグリスに変えてやり
ピニオンベアリングを日本製に変えて下さい
恐ろしいぐらい変わります。


ギアに関して言うなら
アベットのラプターに関しては
ハイギアとローギアをボタン1つで
瞬時に切り替え出来る2スピードギアが
搭載されてます。
ドラグを目一杯効かせた時の巻き取り時や
ロッドを立てられない大型魚時のやり取り
などの時は 更に有効だと思います。


キャタリナLDの一番の弱点は生産終了の所
当然、部品も改造パーツも入手は困難
逆に色々持っていればめちゃ格好いい!!
" USソルティガLD" の部品で対応可能?
詳しくは分かりませんが、
後継者は "USソルティガLD" です。
    
ちなみに、
アベットは正規代理店や専門店があります。
オーバーホール注文なども可能です。



【スペック表】
(※注) 
各種レバードラグリールのスペックは
改造無しの標準スペックを記載してます


アベットリールLD

【SXJラプター】純正ドラグ12キロ
スプール径51  スプール幅26.5 ラインキャパPE3号300

【SX64ラプター】  純正ドラグ12キロ
スプール径51  スプール幅37   ラインキャパPE4号350

【MXJラプター】   純正ドラグ14キロ
スプール径58  スプール幅34   ラインキャパPE5号300 

【MXLラプター】   純正ドラグ14キロ
スプール径58  スプール幅45   ラインキャパPE5号400 

【JXラプター】      純正ドラグ17キロ
スプール径63  スプール幅37   ラインキャパPE6号400

【LXラプター】      純正ドラグ17キロ
スプール径63  スプール幅53   ラインキャパPE8号400 

【HXラプター】     純正ドラグ23キロ
スプール径71  スプール幅43   ラインキャパPE10号350  



US キャタリナLD

【LD20 】          純正ドラグ10キロ
スプール径51 スプール幅32〜33  ラインキャパPE4号280 

【LD30 】          純正ドラグ10キロ
スプール径51 スプール幅47〜48  ラインキャパPE4号400 

【LD50 】          純正ドラグ18キロ
スプール径60 スプール幅61〜62  ラインキャパPE8号500


(※キャタリナのスプール幅は少々の誤差有り)



"改造" についてですが、
強化スプリング & ワッシャー調整などで
実用ドラグ値を上げる事も出来ますが、
レバードラグはスプール同調式ドラグなので
実用不可にならないよう調整が必要です。


次に、
『スプール軽量化』したい人は
キャタリナの場合は
ラインキャパ増加も可能にしてくれる
素晴らしい軽量スプールもあります
(今は購入するのが難しいかも…)
アベットの場合は軽量スプールはありません
ドラグクリッカーが当たる本体の装着を
外せば一応2〜3g程度は軽量されますが、
軽量スプールと比較すると微々たるものです
(ちなみにドラグ音は鳴らなくなります)
なので
それ以上にスプールを軽量したい場合は
『ブランキング』
ちなみに、ブランキングする上で
最低限の穴開けで効果を実感したい人は
外径ラインに沿って開けると効果が出やすい
(攻めすぎるとスプール破損)
ただ同時に海水も入りやすくなるので、
そこの折り合いがつく微妙な所に
ブランキングはやるのが良いかもですね。

ただ、『ブランキング』する上で
間違ってもらいたくないのは
『スプール軽量化』はあくまでも
※適性ウェイト下限幅をもっと広くしたい人
※適性ウェイト下限値の飛距離をUPしたい人
※全般的に全てを投げやすくしたい人
※比較的 楽にスプールを高回転にしたい人
※ただ単に改造マニアの人 (笑)
などにオススメするチューニングです。

ちなみに!!
スプール径が 60径以上のLDリール
(キャナリナLD50, アベットLX、JX    etc… )
となると、とても大きく重くなるので
初速を上げるのは、
体全体を上手く使うのは勿論ながら
単純なパワーや軸の体幹などが 他リールよりも必要になってくると思います。
個々の単純パワーでも左右されてきます。

色々と考えた上で、
『スプール軽量化』を意識するのであれば
ブランキングもオススメします。
(あくまでも自己責任でお願いします)

が!!
現スプールでも 初速も出せて飛ばせていて
満足にcasting出来ている人が
スプールを過度に軽量してしまうと
リール適性ど真ん中〜上限付近の
投げやすいウェイト範囲をcastingした場合
慣性の法則で、
軽くなるとブレーキが効きやすくなるが故に
要らない場面で余計なブレーキが掛かり
後半の伸びに影響が出てきてしまう場合もあります。

その為!!
『スプール軽量化』する場合は、
『自分自身の軽量目的を明確にしてやる』
が望ましいと思います。
目的を明確にして軽量するのであれば
それは、めっちゃgoodだと思います!!



あと、スピニングの人達が一番気になる
釣行後のベイトメンテナンスって面倒?
って所なんですが、
いやいや大した事なんてないんですよ。

自分の場合は、
釣行直後、車で軽く水を流して帰宅。
帰宅後に洗面所に水を溜めてそこへドボン
溜水の中で軽く揺さぶって5分間程度放置
その間、違う片付けをして
5分後に溜水から出したら
ネジを数本外してパカッと本体を開き
リール中が乾くようにして放置
次の日に戻して終了。

スプールベアリング清掃やオイル注入などは
2回釣行のスパンでやるぐらい?

全バラシによる
オーバーホールメンテナンスや
ピニオンベアリングのメンテナンスなどは
4か月〜半年に一回ぐらい。

これぐらいのメンテナンスでOK。
もっとラフでもOKかも知れません。

どうです?  楽でしょ?

ちなみに、LDに限らず
全てのベイトリール (DCも含む)を
今までこのようにメンテナンスしてますが、
全く問題ありません。

ただ、しいて言うなら
全てのベイトリール共通事ですが
右投げ左巻きの人、左投げ右巻きの人は
本体内部に海水が若干入りやすくなるので
気になる方は上記メンテナンスよりも
もう少しだけシビアにメンテナンスしても良いかも知れません。


(※注) お湯の使用は絶対にやめて下さい
           グリスが全て流れてしまいます。



話しは変わって

発売前から噂で聞いていたリールで、
完全オフショアジギングリールとしては
以前から売っていたリールですが、
それをベースにプラグ操作をしやすいように
ハンドルノブなどがT型から丸型に改良されており、マグ化仕様で新たに販売された
casting 専用 レバードラグリール
"ブルーヘブンMG 50/80 "
待望の日本製であります!!


(写真引用)


以前からのジギングリールを基本ベースに
作られているのが感じられます。
個人的見解は、
このスプールベースはcastingにおいても有効でライン放出時の抵抗やロスが無くなり
大径との折り合いがついてそうな感じが
個人的には物凄く良いと思います!!

ちなみにスプールは軽量設定らしいです。
ナロー&軽量なので個人的にはサミングはとてもしやすいと思っておりますし、
投げやすさも良さそうだと思います!!
ただ、スプールエッジサミングをする方は
エッジ出っ張りが無いので
少しやりずらいかもしれません。

ちなみにアベットも
エッジ出っ張りはありませ〜ん!!



【スペック表】

ブルーヘブンLD

【50】            純正ドラグ14キロ
スプール径 ? スプール幅?          ラインキャパPE6号300

【80】            純正ドラグ15キロ
スプール径?  スプール幅?          ラインキャパPE8号300


まあ 敢えての不安を言うとするなら、
ドラグ性能について
"コルク板"  と " レバー1ノッチの極端差 "
以前のジキングリールの時は
これが少しあったみたいな噂を聞きました。

まあ、けど改良されてるでしょう!!

他にも、
実際使用アングラーさん達のインプレで
値段が高い割に作りこみが少し甘い
と言うような事が書いてありましたが、
自分自身触った事が無いので分かりません。

個人的見解としては、
最高に気になるリールの1つです!!
使ってみたいですね〜!!
ヽ(・∀・)ノ


以上、
色々と書いてみました。



最後にもう一つ

少しだけ生意気な事を言わせてもらうと、

今まで散々色々なベイトリールを触ってきて
ベイトリールの進化に驚いていますが、
結局行き着いた結論がcastingにおいては
どんなリールを使おうが最終的に腕次第

最近のベイトcastingの流れとして、
飛ばない & 投げられない って事を
リールだけのせいにする傾向があります。

はっきり言って
腕がある人は、どんなリールを使おうが
素晴らしいcastingをすると思います。

とりあえず自分の腕を磨く事に重点をおいて
諦めず、根気強く、試行錯誤しながら
自分の何が駄目なのかを突き詰めて行けば
後に繋がる良い結果が待っていると思います



けどまあ、そうシビアな事を言いつつも
気楽にベイトcastingを楽しみながら
投げる難しさも楽しさの1つと思い
同時に釣りも楽しむ感覚でやっていけば
良いのかなぁとも思っております!!
と同時に、
一歩がなかなか踏み出せない…  って人も
遊びでベイトリールを使ってみようかな?
ぐらいの感覚で入ってもらえば気楽ですよ
とりあえず触って使ってみる事です。
性に合わなければ元に戻れば良いだけです。
ヽ(・∀・)ノ



但し!!
"本気でベイト一本でやってみたい" 
決めた場合は、話は全く変わってきて
スピニングと決別するぐらいの気持ちで
挑んでもらった方が良いですし
覚悟をもった方が腕の上達は早いです。


自分もまだまだ未熟者と存じてるので
釣りと同時にベイトcastingを楽しみながら
頑張って行こうと思います ヽ(・∀・)ノ




…さあ皆さん

" Mの世界 " へようこそ  (# ゜Д゜)




話は変わりまして…

2020年 現在において
自分が 新しく欲しいタックルは2つ
※現在のタックルのワンランク上のロッド
※遠征にて、デカンパチ○十キロと対等に
  勝負出来るようなタックル一式

同時に買えるような
嫁の検問は甘いものじゃないので(笑)
どちらかを先に優先順位を決めて
買おうと思っております。

勿論、
"LDBC" 
(レバードラグベイトキャスティング)




※あくまでも自分の経験からの自論ですが、
もっと詳しくベイトを色々と知りたい方は
下のURLをクリックして
昔に書いた記事ですが参考にしてみて下さい