②ブレーキ設定&サミング技術

キャストがいくら上手くてもブレーキが
強ければ設定しているブレーキ力の支配の中からは抜け出せず、飛距離は伸びません
これは周知の事実です。

しかし、機械的なブレーキが弱すぎても
結局サミングを強くしなくてはならない為
過度にブレーキをかけてしまう可能性もあり
本末転倒となります。

自分が ベストだと思う 
機械的ブレーキ と サミング の 割合は
機械的ブレーキ 80〜85% 
サミング             15〜20%
って感じで考えていくのが、
一番飛距離が伸びると思います。
(※状況に応じてになりますが)

ちなみに、
サミング を 勘違いしてる人も居ますが、
"必要時はやる"  "必要無い時はやらない"  
って感じです。
で、
必要時にサミングをやるにしても
当然 ずっとやってる訳では無く、
※ルアーに対して過度に上がり過ぎた
   スプール初速をコントロールしたい時
※ラインが スプールから過度に浮いて
   トラブルが起こりそうと思った時
※ルアーの飛行姿勢が 大きく崩れた時

などの時に 発動させるのが サミングです。


単純に言うなら、
ラインの放出スピードに対して
スプール回転スピードが抜かしてしまう恐れがある時にする技術がサミングです。

ちなみに、
キャスト中の 最初から最後まで
ずっと親指でサミングする技は
距離を調整したい時にやる サミング技術です
(ブラックバス等では よく使うサミング)

遠投となると、最初から最後まで
ずっとサミングをやり続けるのはありえません。
必要だと思った瞬間に 部分部分でサミングを入れてやる感覚になります。
だからこそ 遠投サミングは難しいし 
奥深い技術になってきます。


ちなみに!!
使用するリールのブレーキ部類
(遠心 or マグネット or DC )
によっても違いがあります。
少しマニアックな事を 1つ 言うとすれば、
遠心は 初期に強い傾向があり
マグネットは 初期に弱い傾向が あります。
DCも また 色々とあります。
リール傾向 + 気象条件 + 投げるルアー   
などが色々と重なって
サミングポイントは毎時 変わってきます。


で、
サミングポイントを 大きく分けると
初期、中期、後期  の3つがあります。

その時々の、
条件、状況、感覚(経験)   で
サミングするか?しないか?
する場合は どのタイミングでするか?
を casting直後に 瞬時判断して行います。
遠心、マグ、このブレーキの違いによっても
当然 重要視するサミングタイミングは変わってきます。

なので、
" 親指は必ず
   ライン端 or スプールエッジ  などを
   触るか触らないかの瀬戸際におき
   ラインが浮いてるのか浮いてないのかを
   親指で判断出来るようにしておきながら
   その状況状況で臨機応変 に 対応 する "

これがベイトリール 遠投 castingでの
サミングの基本です。

" この状況はサミングが必要 "   と思えば
サミングをするし、
" この状況はサミングが必要無い"  と思えば
サミングはしない。

勿論、親指を絶妙な所で構えておきながらも
最後までサミング無しの時だってあります。

それを親指の感覚と経験で
瞬間的に判断していきます。

これは、完全に経験が必要ですので、
投げれば投げる程に年数を重ねるたびに
上手くなっていくものなので
練習あるのみになってきます。

ちなみに、
サミングが上手い人になると
"収集つかないバックラッシュ" になる前に
親指である程度止めてしまうので、
ほぼ起こりません。

かなりキツイ事を言うと
収集つかないバックラッシュを毎回する人は
全くもって親指のサミング技術がなってないと思ってもらっても良いと思います。

ベイトcastingが上手い人は
必ずと言って良い程、サミングも上手いです


〜余談で言うなら〜
バックラッシュを毎回してしまう人は、
casting を一から見直しても良いと思います。



③キャスト技術&初速(ルアー飛行速度)

【キャスト技術】
ロッドの曲がり & ロッドに入力した力
2つの力を最大限にルアーに乗せる事
とても大切だと思います。

ロッドをしっかり曲げていても
振る力をしっかりと入力していても
それが完全にルアーに伝達されているとは
限りません。

その飛ばそうとする力全体を
100% ルアーやロッドに伝達してあげる事
とても重要だと思います。

そうする事で、
ルアーの飛行姿勢も良くなり
飛距離も出て行くと思います。

勿論、バックラッシュも減ります。


【初速(ルアー飛行速度)】
よく、ベイトリールの場合だと
『初速をあまり上げずに投げる事が重要』
と言うフレーズを聞きます…

確かに
トラブルが少なくそれなりの飛距離も出るので
間違いなく正解だと思います。

ただ、更なる飛距離を望むのであれば
それではいつまで経ってもその先には行けません。

サミング技術にも自信があり
飛距離をもっと出したいと思うのであれば
出来る限り初速はガンガン上げていくべき
だと自分は思いますm(__)m



以上
まだまだ大切な事はいっぱいありますが、
今回はここまでにしようと思います。

あくまで、今までのpart1~part3の
ベイト遠投について…は
自論
でありますので、参考になる方々は
参考にして頂ければと思いますm(__)m