こんにちは
『授乳タイムをリラックスタイムに』を合言葉にラクな育児を応援している助産師の佐藤千鶴です
札幌・札幌近郊で母乳育児・育児相談を出張でおこなっています
今日は授乳間隔の話です。
赤ちゃんが生まれるまでほとんどのママは『授乳は3時間毎にあるもの』と思っている人が多いようです。
でも新生児は3時間なんて空きません
生まれてすぐに元気だあればおっぱいを吸って、その後ちょっと眠りに入ります。
出産後当日は、新生児室で赤ちゃんを「お預かり」することろが多いのですが、これが実はとっても勿体ない
赤ちゃんはママと一緒の方が泣きません
引き離されて新生児室にいる方が良く泣きます
でもおっぱいをもらえるのは翌日なので、3時間毎くらいに助産師や看護師にミルクをもらっています。
この時に一緒にいる赤ちゃんはママのおっぱいを吸えます
そうすると、ママのおっぱいも早く出るようになってくれますし、おっぱいをもらえるとそれで十分なのであまり泣きません
翌日、「母児同室で~す」と赤ちゃんが連れてこられたけど、ミルクをもらったばかりだとすぐには起きません。
「あら~、うちの子いい子だわ~」
と思っていた矢先、赤ちゃんは豹変します
とにかくよく泣いて、おっぱいを欲しがるようになります
ママからするとさっきおっぱいあげたよね
1時間もしないでまた泣くの
今度は30分
また1時間
というようにちょこっと吸っては少し寝てまた起きるを最初の3日間くらいは繰り返します。
多い方なら1日15~20回はおっぱいを吸います。
そうやってちょこちょこ吸って、刺激を与えておっぱいを出るようにしてくれています。
おっぱいも赤ちゃんが生まれたらすぐ出てくるわけはありません。
最初はにじむくらい。
そしてぽたぽたと垂れるようになって。
そして少しずつ出てくるようになるのです。
これは赤ちゃんの胃の容量に合っているのです。
赤ちゃんの胃は最初から大きいわけではなく、少しずつ大きくなるのです。
↑赤ちゃんの胃の大きさがわかる木のストラップ「すとまっくん」
1日目約5~7ml
3日目22~27ml
7日目45~60ml
1回の胃の容量が沢山はいらないことがイメージつきやすいですよね。
こんな量なので、ちょこちょこ飲むしかないのです。
ある程度母乳が出るようになって軌道に乗ってきたように感じても3時間毎にはならないこと多いです。
それと、母乳の場合は24時間で見たときに、ちょこちょこ回数が多い時と間が割と空くところがあるのが普通で、均等に同じ間隔にはならないことが多いです。
この均等にならないのが、母乳の面白いところでもあり、いいところと思っています。
母乳の飲み方もその子のタイプによって違います。
割と律儀なタイプで、毎回ちゃんと間隔があく子。1回量も割と毎回しっかり飲みます。←このタイプは理想だけど少ないです
割と回数が多いちょこちょこタイプ←1日15回くらいは吸います。意外とこのタイプいます。
1回にダラダラ飲むタイプ←ほっとくと1時間でも吸い続けることができるタイプで、このタイプも意外といます。
あまりおっぱいを欲しがらないタイプ←このタイプも意外といます。このタイプが一番面倒で、時間が来たら飲ませてあげないといけない。
大まかに分けるとこんな感じに分かれます。
そのタイプにあった飲ませ方があるし、その子の性格にもよりますので、『赤ちゃんの授乳』とひとくくりにはならないのが現実です。
3時間空かなくても、新生児を過ぎたら3時間以上空いてても体重が増えていればいいので、起こしてまで飲ませなきゃということはありませんよ
ということで3時間毎ということにこだわらず、おっぱいはちょこちょこあげていいのです。
『3時間毎に授乳を夜中でもずっと1歳半まで続けなさい』という専門家がいるそうです
夜中でもタイマーをかけて起きてあげてと。
そんなこと必要ないからね!
できない無理
と思ったアドバイスは聞く必要ないですよ~
3時間あけなきゃ!と一生懸命あやす必要もない。
そして3時間毎絶対あげなきゃ!と思う必要もないのです。
ただしミルクの場合は1回しっかりあげたら3時間は空けてくださいね。
これがミルクのみになった場合、大変な部分です。
少しでもおっぱいをあげれると、3時間以内で泣いたときに、助かるのです
母乳の方も混合の方もミルクの方も、困ったことがあったりこれでいいのか?と思うことがあったらいつでもご相談にのります。
出張相談のお問い合わせ等はメールかフォームからお願いします。
お申込みフォーム
PC・スマホからhttp://ws.formzu.net/fgen/S42845536/
携帯からhttp://ws.formzu.net/mfgen/S42845536/
今日もゴキゲンな1日