無用ノ介の首 五百両也 -9ページ目

ラーメンとギョウザ

さて、すこし前の、仕事休みの日の話。


午後に、時々行くラーメン屋に寄った。いや、ラーメン屋と言うより、ラーメンも出す町の小さな中華料理屋、だろうか。厨房から聞こえる親方やセカンド?の声からも、たぶん中国系の人の経営なんだろうな。


あくまで私個人的な意見だが、今時のいわゆるラーメン専門のチェーンのお店より、こんなお店の方が落ち着く。今時流行りの、醤油トンコツに背脂と魚粉を振ったスープとかが売りのお店よりは。


メニューを見るまでも無く、「ラーメンとギョウザとビール」と注文。


しかし。


料理が出てくる前に、瓶のビールを飲んでぼんやりしていたが、たまたま隣の席にいた、ご婦人のふたり組。


まあ、他人が口を挟む事もあるまいし、聞き流すか聞かないフリでもするべきだったかも知れないが、とにかく、共通の知人の誰かへの悪口三昧。

イラッと来て、席を立ちかけたが、もう私の注文ぶんは入って(調理にかかって)いるだろうから、また座る。


それでも、お隣の悪口三昧が止まないから、我慢出来ず「もう入っている分のお代は払うから、食わなくて申し訳無いが帰らせてくれ」と頼んだ。


しかし、親方は「お代は要らない」と厳しい顔で言うから、お言葉に甘えて「また来ます」と言って店を出た。


さて、そんなこんながあると、しばらくはなかなかそのお店には入りづらいものだが、「また来る」と言った以上、また行く義務があるだろう。


本日、同じく「ラーメンとギョウザとビール」と注文。


隣には、今日はメシを不味くするような相客もおらず、実に美味かった。

もちろん、「美味しかった、と親方に伝えて下さい」と会計の時に言った。


ひとまずは落ち着いたかも知れないが、俺もいいトシして、まだまだなっちゃいねぇな(笑)。


絵の⑤

さて。



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こんなもんかな。


副題は、「ポニーテールとシュシュ」かな(笑)。


不美人

さて、かなり失礼かも知れないタイトルだが。


本日は仕事は休み。昨年夏に父親が死んで、初めての春彼岸だから、家族で墓参りに行くため実家に向かう。


その道中、私は一人で電車に乗って実家に向かったのだが、電車の中で、近くにいたご婦人のふたり組。


一人は、ごく普通の今時の若い人、って感じだったが、もう一人の、少し年嵩のかたは。


化粧っ気がまるで無い。で、眉毛もマツゲもほとんど無いし、眼の周りのシワやタルミ、クマも丸出し。頬のあたりのソバカスやクスミも丸出し。唇に紅のひとつも差していない。


言っちゃ悪いが、もうちょっとだけ特殊メイク加えたら、四ツ谷怪談の主役でも張れそうだ←酷すぎ


でも、ね。なぜか。


私はその人を、美しいと思って、終着駅まで見とれていた。


目鼻立ちや顎のラインがシャンと整っているし、指先もキレイだ。仕草もたおやかでキレイだ。


特殊メイクの代わりに、ほんのちょっとの基礎化粧で、ずいぶん印象は変わるだろうに…


いや、余計な世話だな。ただ、ちょっともったいないかな。


そんなところだ。