音学無き日常。 | あ、ヒキガタリビトの部屋
音学無き日常。

音学無き日常。


千葉に住む母の元へ。
姉と僕と姪と甥と姪っ子の娘と5人。

母はまぁ、本当に色々あって
母と今の旦那さん、母の兄、姉の4人で生活している。

母の家に遊びに行って携帯を触るのは基本NG。
テレビも基本NG。

会うのは年に1〜2回なので
貴重な時間は会話を大事にしたい母。

久しぶりに会う母は少し痩せていて。。。

前の体型が少し太っていたので
調度良いくらい。

70歳を過ぎでからの共同生活はストレスもあると思うし色々大変なんだろうなぁ…と。

母達は年金暮らしで
公務員をやっていた訳でもないので
少ない年金で細々と生活をしている。
そんな生活環境の中でも少しずつ貯金をして
自分の子供達が遊びに来る時は
ドーンと使ってくれる。
僕がエビフライと唐揚げが好きな事を知っているので
来る度に大量に用意してくれる。

自分がまだ若い頃は
それが嬉しくて楽しみだったけど
それなりに大人になると
申し訳なさも感じる…。

生活大丈夫かな…?
無理してないかな…?

凄い考えてしまうのだけど…

母はね、
僕が5歳の頃に家を出て行ったんです。
親権で裁判をしたみたいだけど
当時は母が子育てをするのは難しいと判断されて
親権は父親になりました。
詳しくは知らないけど
結果はそんな感じ…。

母としては
年に一度ぐらいは母親らしい事をさせて欲しいのだと思う。
…だから僕は生活の事にはふれず
美味しいね🎶とエビフライを腹一杯食べる。

僕が母の生活が気になる以上に
母は子供達の生活が心配みたい。

僕の姉はなかなかの我が儘で…
結婚するまではお嬢様のように父に可愛がられていた。
外見も弟の僕から見ても綺麗な人だったので
凄くモテた。
アホな男達がチヤホヤしていれば
そりゃあ、我が儘にもなる…。

…そんな姉にも
やはり母は母。
もっとこうした方がいいとか
娘に対しての教育は〜みたいな話をする。

姉からすれば
自分達を捨てたクセに…と思うかもしれないけど…

大人になって分かるけど
一番辛いのは母親なんだよなぁ…と。

そんな事、言う資格が無いし
言っても説得力が無いのは分かってる。
それでも親として言う。

母は子供達を捨てた事を後悔している。

僕が20歳の頃に離婚の理由を聞いた時
それは仕方ないなぁ…と思ったので
僕も含め兄弟は母の気持ちを理解している。

ありがたい事だと分かっているけど
やはり人は確信を突かれるとね…(*^_^*)

毎回、会う度にプチ口論になるのだけど
それも家族だから出来ること。

本当はお互いにお互いの存在を有難く思ってる。

エビフライを死ぬほど食べた後、ショッピングへ。
8月に母の誕生日があったのだけど
その時に靴が欲しいと言っていたので
色々と話し合った結果、
お母さんに選んでもらう事にした。

…とはいえ千葉の田舎道には東京のように何でもかんでもある訳では無い。
近くにある
…と言っても家から車で10分ほどの場所にある
ジャスコの婦人靴売り場へ。

婦人靴の相場なんて僕は分からないので
財布には5〜6万入れて行ったのだけど
母は母で高い物は悪いと思ったのかな?
物より値段から選んでいるように見えた…。
ファションの事に関しては
姉の方が僕なんかよりセンスがあるので
姉にも選んでもらって
家族で母が似合う靴を探した。
気に入った靴が2足あったので
2足ともプレゼントした。
2足で1万円程度だ…。
しかも展示品。
僕はもっと高い物をプレゼントしたかったのだけど
母からすると
息子にお金を使わせるのは悪く思ったのかも。
…どちらにしても母が気に入ってくれたなら
それで良いかな?と。

母の家に帰ると
子供達の昔話や今の生活の話など
結構現実的な真面目な話をして
こういうのは苦手だったりするのだけど
目を逸らしてはいけない事だったり
家族だから話せる事だったり…。
お互いに耳が痛い話もするのだけど…
やっぱり家族なんだよね。。。(*^_^*)

1日泊まり、翌日の昼ごはんは外食。
海を見ながらの舟盛りをみんなで食べに行った。

この時も
お金を使わせてしまって申し訳ない気持ちもあったのだけど
…そういうのは出来るだけ考えないようにした。

食事を済ませた後は
みんなで海へ。

自然は見ているだけで
何か大切な事を教えてくれる。

よく分かんないけど…(*^_^*)

家に戻り、また世間話をする。

…何か親孝行をしたいなぁ…と思ったので
僕は母の肩を揉む事にした。
久しぶりに触れる母の体はとても疲れているように感じた。
母の人生は後に自慢話に出来るぐらい
波乱万丈で…。。。
息子の僕が言うのも変だけど

頑張ってるなぁ…と思う。

そんな母でも
子供の前では

苦労かけさせてしまってゴメンね…

…と謝られる。

僕も年だからさ、

そういう事を言われると涙が出るわけさ、

そのあと更に

泣かしてしまってゴメンね…

…何て言われると
鼻水まで出るほど泣くわけさ…(*^_^*)


こういう事ができるのも
家族だからだよね。。。

母は偉大です。

もっともっと長生きしてほしいな。

日付も変わり
今日からまた日常です。

音楽と向き合う日々が始まります。


僕が母に似ている所は
負けず嫌いな所。

感謝してます、

今日はこの辺で。。。

また会いましょう*\(^o^)/*


ロックンロール!