7月6日(土)
木曜日の卓球クラブの練習日に、ラージボールをやってみました。
ラケットとボールは、クラブのメンバーで、硬球とラージの両方やっているS野さんにお借りしました。
S野さんが相手をしてくれるのかと思ったら、ラケットが一本しかないから、出来ないと。
ラージは、やはりラージ用の用具でないとダメだそうで。
あら、じゃぁダメか…と諦めようとしたら
「俺がやるじゃん」
と、S男さん。
「今度の市民大会に、ラージで出るから」
「ラージ、やった事あるんですか?」
「いや」
「えーっ😱 大丈夫?」
「硬球に申し込んだら、中止だって言うから、ラージにした。何とかなるら、同じ卓球だから」
(笑)(笑)(笑)
S男さん、倉庫からラージ用のペンホルダーラケットを見つけてきた。
ラージ用のラケットは、ラバーが表ソフト(粒々がある方)と決まっています。
因みに、粒のない面を裏ソフトと言います。
「手首の力を抜いて、下から軽く持ち上げる様に打つといいですよ」
S野さんのアドバイスの通りやってみたら、ホントだ!
簡単に相手コートに入る。
ボールの直径が、44ミリ(硬球は40ミリ)と大きいけれど、薄くて軽いので、空気抵抗が大きく、硬球だとコートから出てしまう角度でも、相手コートでバウンドする。
ラリーが続く続く。
これは楽だわ〜。
でも、延々とラリーを続けるだけでは、きりがないし、疲れてきた。
ソロソロ決めましょうと、スマッシュを打つ。
が、スピードが出ないから、簡単に返されてしまう。
それっ、これでどうだ!
力いっぱい3回打つが、全然決まらない。
4回目に、S男さんが根負けして、やっと終わった。
「ちょっとぉ、これ、硬球より疲れません?」
「疲れるねぇ」
早くも、S男さんの額には、汗が光ってます。
10分も経たないうちに、S男さんが音を上げた。
「ちょっと休みませんか」
「休みましょう」
「S野さん、これ、ホントに高齢者向きですかぁ?硬球より遥かに疲れるんだけど」
ラージは、高齢者向きと聞いていたけど、腑に落ちない私は、S野さんに訊いた。
「ラリーで決めようと思ったら、難しいし、疲れますね」
「試合で決着つけようと思ったら、どうすればいいの?」
「それは、ママさんがいつもやってる様にやればいいですね」
「はい?」
「サーブを小さく出して相手を引き寄せて、返ってきた球を、コーナーに打ち込むとか、左右のネット際を狙うとか…」
「それは、ママさんのおハコじゃありませんか!」
横で聞いていたTさんが、笑いながら言う。
「高齢者にとっても、結構ハードですよね」
「でも、ラリーが無理なく続くから、その点は初めて卓球をやる高齢者には、適してると思いますよ」
ああ、そういう事ね。
確かに、硬球の場合、ラリーが続くようになるまで、結構時間がかかります。
その点、ラージは、すぐにラリーが出来る。
「ちょっと貸して」
メンバーの1人が、私からラージのラケットを受け取って、やり始めました。
やっぱりラリーが続く。
「どう? 簡単?」
「うん、ただ打つだけなら、楽だよね」
「私にもやらして」
他の方も、次々と交代でやり始めた。
基本は、ラージも硬球も同じなので、始めるのはやぶさかではない。
問題は、練習会場と時間。
ここ、若草卓球場でも、金曜日にコーチが来て練習をしていると聞いて、ラッキー✌️と思いきや、時間が、夜8時〜10時だと。
それって、高齢者が出かける時間ですか?
夜の車の運転は、危険を伴うし、10時なんて、寝る時間ですよ。
その前に、お風呂に入りたいし。
せめて、終わりが8時だったらなぁ。
余程、お元気な方ばかりなんでしょうね。
隣町には、午後からやってる所があるけれど、満杯で、新規に入る余地はないそうで。
日中やっている所は、車で30分以上かかるし。
それを言ったら、Tさん
「僕、ここへ来るのに30分かかりますよ」
失言💦
私が、ラージをやりたい理由は、試合に出たいから。
大人の硬球の大会は、シングルスの場合、年間2、3回しかありません。
しかも、参加者は、殆どが学生。
一般は、数名だけ。
何故、一般の参加者が少ないかというと、若い学生には敵わないから。
その点、ラージは、大きい大会だけでも、6回あり、殆どが年代別。
相手が、自分と同じ年代なので、勝つチャンスがある。
しかも、シングルス、ダブルス、団体と、3部門全てに参加出来る。
だから、人気があると言うのです。
私の場合、勝敗は別として、試合の緊張感を味わいたいのと、練習している技が、どれだけ通用するのか確かめたいからなんだけど…。
いっそ、このクラブに、ラージの部も作りましょうか。