久々に燃えてます |  pianoforute村のムーミンママのブログ 

 pianoforute村のムーミンママのブログ 

2022年、「微小変化型ネフローゼ症候群」を発症。現在治療を受けながら、趣味の卓球、映画、読書を楽しんでいます。夫の野菜作りなど、日々の暮らしの中での気付きを思うままに綴っております。多くの方にお話相手になっていただけたら嬉しいです。

6月1日(土)
13年前、3歳の女の子が入会しました。
仮にA子ちゃんとします。
お母様は、元私の生徒さん。
ご自分は早々ギブアップしちゃったけど、娘にはピアノの楽しさを覚えて欲しいと。
目がクリクリして、お人形さんのようなA子ちゃんは、とってもナイーブで、とっても泣き虫で、とっても時間がかかり、私の49年の指導歴の中で、最も神経を使った生徒さんでした。
ただ、病気以外でお休みした事は一度もなく、レッスンは嫌じゃなかったみたいで、6年生まで続けました。中学では、勉強に専念したいからと教室を退会しました。

そのA子ちゃんが、今年高校生になり、6月の合唱祭で伴奏を頼まれたので、レッスンをお願いしたいと、お母様経由で依頼がありました。
うーーん? あのA子ちゃんが、伴奏を引き受けた〜?
それが驚き!
おそらくA子ちゃんにとって、合唱の伴奏は、初めての筈。
これは大変だ!

早速翌日(5月22日)からレッスン開始。
3年ぶりに会ったA子ちゃんは、最後に会った時とほぼ変わらず、あの時間の延長?と錯覚してしまいました。(笑)

楽譜は、私の分もコピーして下さって、見ると16ページもある大曲です。
「言葉にすれば」という、かつてNHK合唱コンクールの課題曲。
私は聞いた事ありません。

「少しは音取りしたの?」
「今日楽譜を貰ったばかりだから…」

学校でコピーして、そのまま教室へ直行したそうで、音取りはおろか、どんな曲かも分からないと。
全くの白紙状態。
それでよく引き受けたわね〜。💦

私の教室の生徒は、昔から身の程知らずが多くて、「やりたい」気持ちだけで伴奏を引き受けてくる。
ピアノの先生がなんとかしてくれると思っているのです。
で、困ったことに、このピアノの先生は、こういう無茶苦茶な生徒が大好きなんです。

楽譜を見て、とてもこの生徒には無理!と思っても、「よし、頑張ろうね!」とレッスンを引き受けてしまうのです。

だって、生徒がやりたいと思ってるのに、「あなたにはまだ無理」なんて言えないし、言う権利もありません。
もし、原曲通りに弾けなきゃ、易しく編曲するという奥の手があるんですから。
でも、子供ってすごいですね〜。
無理と思っても、やり遂げちゃうんですから。
その熱意、普段もチョビットでいいから見せて欲しいわ〜。

で、これまで一度も奥の手を使う機会がなかったけれど、今度は覚悟してかからなければ。

「合唱祭はいつ?」
「6月22日です」
「歌と合わせるのは?」
「多分10日頃…」
「わあ、2週間か…」(かなり絶望的…)
「レッスンは、毎日お願いしたいんですけど」
「それは全然構わないけど…」

来週から定期テストがあるけど、その間もレッスンに来ると。

やる気満々。

そうね、引き受けたからにはやり遂げないとね。

そして、今日はレッスン8日目。
やっと、最後まで何とか音取りだけは終えました。
さあ、これからが大変。
だけと、A子ちゃんからは少しも危機感が感じられない。滝汗滝汗滝汗

「テストが終わったから、練習出来ます」
と言って帰ったけど…。

合わせまで、あと10日しかないよ〜。叫び叫び叫び

無茶苦茶な生徒が大好きなムーミンママ。
久々に燃えてます♪メラメラメラメラメラメラ