昨日は県内の殆どの小中学校で入学式が行われました。
今にも雨が落ちそうな空模様ながら、満開の桜の下で記念写真を撮る沢山の親子。
ここ数年、桜の開花が早過ぎたから、今年は桜が間に合って良かった。
やはり、入学式には桜だよね。
これは、我が家の花海棠。
2014年の大雪で、2本あった幹の1本が折れてしまいましたが、その後も桜と同じ頃に、桃の花のような色を楽しませてくれました。
しかし、今年は遂に力尽きて…。
葉芽も花芽もありません。
処分することにしました。
夫が、お酒と塩を撒いて、切りました。
虫でも入ったのか、幹の中が完全に腐っていて。
明治39年生まれの義父が子供の頃には、既にこの大きさだったそうです
子供だから、大きく感じたのかもしれませんが、義父が生まれた時から計算しても、118年ですから、少なく見ても130年は経っているでしょう。
これだけ大きな花海棠の木は、見た事がありません。
私がこの家に来てから53年、毎年花の時期が楽しみでした。
次女の子供達は、中学の入学式の朝、この花と一緒に写真を撮りました。
ライトアップした木の下で、組みの方々と花見会をした事もあったっけ。
昨年、私が退院した日、花の下に出した椅子に腰掛けて眺めていたら、急にハラハラと沢山の花びらが、私を包むように舞いました。
感激しましたね〜。
退院おめでとう!と言ってくれてるのかなと勝手に想像して、ちょっと涙が出ました。
長い間沢山たくさん楽しませてくれて
ありがとう!!!!!
下は、大雪で1本枯れた後、出てきた子孫です。
木は、凄いですね〜。
自分の寿命をわかって、次の世代にそろそろ出ておいでと促して、生育を見届けて去って行くんだから。
10年でこれだけ大きくなりました。
先祖と同じ大きさになるには、あと何十年かかるかな。
これからは、こちらの生育を楽しみに見守るとしましょう。