ドアノックの音で飛び起きる。
時計を見ると7時。
まずい。
7時に朝食に行く予定だった。
二人とも昨夜は2時頃まで寝付かれず。
狭いベッドで、落ちやしないかと気になって
眠れなかった
と、ぼやく夫。
右に同じ。
大急ぎで身支度を済ませ
レストランへ。
義兄がウェイトレスに
昨夜はベッドが狭くてろくに眠れなかった。
わざわざ日本から来てるんだ。
せめて朝食は、眺めの良い席を頼む。
と交渉中。
バイキング形式で
さすがメニューは豊富。
しかし、私は
これ+果物 が精一杯
洋食って、胃に重いものが多いから・・・。
〆て$30
日本なら、ちょっとしたコース料理が食べられるお値段。
日本人は元が取れないな
・・・旅行中は、愚痴を言いたくないんだけど、ついつい出ちゃう・・・
義兄が奥に日本人のシニアのグループを発見し
話に行く。
老人クラブの仲間で
8日間55万円のツァーで来てるんだとか。
きっとお年寄り向けの
至れり尽くせりのツァーなんでしょう。
足・腰・頭がしっかりしているうちに
存分に楽しんでください。
自分が稼いだお金、誰にも気兼ねは要りません。
朝食の後、昨日雨で出られなかったカフェテラスから
絶景を眺めようと思ったら
また、雨が降ってきて・・・
朝から、雨が降ったり止んだり。
チェックアウトをして
フロントで支払いを済ませた夫が
怪訝そうな顔で戻って来る。
インターネット使用料として
10ドル取られたと。
なぜ?
テレビを見ようと、ボタンを押したら
インターネットなんとかって表示が出たんだ
慌てて消したけど
使ったことになったんだなあ
夫は仕方が無いと諦めようとした。
が、これを聞いた義兄が、夫を連れてフロントに行き
10ドル取り返してきました。
通信記録を調べさせ
その形跡が無いことを確認し
払い戻してもらったんですって。
こういうことは、ちゃんとしなきゃダメだぞ
・・・ちゃんとしたくても、英語で説明ができない・・・
払うべき物は気前良く
納得がいかないお金は1セントたりとも支払わない。
見習うべきですよ、お父さん。
今朝の気温4℃
鼻水がスルスル。
本気で風邪引きが心配になってきたわ。
今夜はまた暖かいカムループスに降りられる。
今日1日の辛抱。
10時、出発。
小止みになっていた雨が本降りに。
雨じゃ上に行っても何も見えないから
ゴンドラは止めよう
と言う義兄に
案外雲の上は晴れているものだから行きましょう。
折角、券も買ったんだし。
と言う義姉の意見に夫も私も賛成して
予定通りゴンドラに乗ることに。
10分ほどで乗り場に到着。
ゴンドラは雲の中に吸い込まれていく。
・・・高所恐怖症の私には好都合・・・
ところが・・・・・
/
お~~っ
\
なんということでしょう
ゴンドラが雲の上に出たのです。
雲の間からカナディアンロッキーの姿が現れた
これまで経験したことの無いゾクゾク感が。
ゴンドラを降りて、展望台に上がると・・・
雲海に浮かび上がったカナディアンロッキーの山々。
カナディアンロッキー
感 動
私たち、雲の上にいるんだよね。
それも感動
良く晴れて、下まで視界が広がった様も素晴らしいと思うが
雲海に浮かんだロッキーも素晴らしい。
この方向、7917km先に東京が。
いつまでも眺めていたい光景でした。
ここで、車椅子の男性とその方の奥様に会いました。
私たちと同年代くらいでしょうか。
娘さんがご主人の仕事でモントリオールに住んでいるので
7月1日から40日間の予定で来加。
娘さん家族と一緒に、バンフへ旅行に来たのだと。
男性は、娘さんの家を修理中に足を怪我したのだとか。
明日からバンクーバーのユースホステルに8日間滞在し
日本に帰るそうです。
楽しい旅も車椅子では、ご不自由なことですね。
くれぐれも、お気をつけて。
展望台までの階段の手すり。
ゴンドラに使われているワイヤーと同じものだそうです。
お客を乗り降りさせる仕事は
女性二人でやっていました。
着いた時とはうって変わった気持ちの良い青空。
は~い、お父さんが如何に小さいか、よ~~く分かりますよ~。
この後は、レイク ルイーズへ。
ここから56km。1時間くらいです。
・・・・・・つづく