「翻弄」ゆらぎ160『ムギョル』 | jks & …muuminのブログ

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チャン・グンソクうなぎ

妄想の小部屋。少々腐入りです。

苦手な方はスルーしていただきますよう

ご注意ください。

ご訪問してくださるみなさまに心から感謝とお礼を申し上げます。


。。。。。。。。。。

Byond the time

『時を超えて』ムギョル 其の30

。。。。。。。。。。

It is continution

続きをどうぞ・・・




「今さぁー!・・・ソギになってる?・・・それとも・・・ムギョル?
・・・ねぇー!どっちなの?・・・ん~?」

酔った勢いで、メリが絡んでくる。


「・・・どうやって、スイッチが切り替わるの?・・・ねぇ~!
教えてよぉー!・・・」


メリってば・・・うるさいなぁ!


いつの間にか、スイッチを自由に切り替えられるようになっ
たけど、一人で二役を演じてるような、変な気分だ。


頭の中で、ムギョルと会話する。


「・・・ソギ!」

「ムギョル!・・・」



説明は難しい。
言葉ではないような・・・


特に、今は酔っぱらってるし。


なんだか眠くなってきた。




「・・・ソギ!・・・ソギ!・・・ソギ!」


「ぅぅーん・・・ぅ、ぅっ!・・・」


首が痛くて、目が覚めた。
遠くで、ぼくを呼ぶ声が聴こえる。

寝返りを打とうとして、誰かに寄りかかって寝ていると
気づいた。


誰?・・・


明りが眩しい。

目を擦りながら周囲を見ると、みんな酔っぱらってテー
ブルに顔を伏せてる。


「起きたか?」

ん?・・・

振り返ると、ビョンゴンさんが微笑んでた。


「・・・うん。起きた。ぼく・・・いつから寝てた?」

時間の感覚がおかしい。


「そろそろ、時間じゃないのか?」

時計を見る。出かける時間が迫ってた。


「・・・ぼく、一人で行くから・・・」



「だめー!・・・ダメ、ダメ!私も一緒に行く!」

ぼくとビョンゴンさんの会話を聞きつけたメリとチョンサが、
目を覚ましたのだ。


ビョンゴンさんがうんうん、と頷きながら「みんなで行こう!」
と、ぼくの顔を覗き込む。


「どうせダメって言っても、メリはついて来る。俺はお前を
守る。メリとチョンサは車の中で待機だ。それで良いか?」


待ち合わせ場所はソウル旧市街、南山地区の京城神社だ。
その場所には国家情報院もある。

ぼくは、南山の山奥に隠れ家を持っていたジソブさんと、そ
こで逢瀬を重ねたことがある。今は、その任を解かれたジソ
ブさんは民間人になっているが・・・

しばらく、二人っきりで会ってないなぁ!
ジソブさんの逞しい二の腕が恋しい。

などと、懐かしさと甘酸っぱい思い出が蘇ってきたが、今は
後ろめたく感じる。


雑念を振り払い、ぼくは急いで楽譜とギターを掴んで、車
に乗り込んだ。

運転はビョンゴンさん。


坂を上り、境内に入ると、そこには誰も居ない。
ふと、後を振り返った。

大木の陰からひっそりと、一人の小柄な老人が出て来た。

「こちらへ」

案内されたのは、社から少し離れた空きビルだ。
リフォーム中なのか、あちこちがビニールで覆われてる。


奥まった場所に恰幅の良い紳士が待っていた。
椅子を示されて、向かい合って腰掛ける。
先に口を開いたのは紳士だった。


「・・・あの曲は出来上がったかね?」

「はい」

「・・・音楽には疎いんだ。約束通り、演奏してくれるか・・・
ここは防音されてるから、気にすることはない」


ぼくが楽譜を膝に乗せて、ギターでメロディーを奏ではじめ
ると、彼は、歌って欲しいんだが、と懇願してきた。


『In my drem』と、ムギョルが名付けた曲。


I will fly high・・・


歌い終わると、紳士はポケットからハンカチを取り出して、
そっと涙を拭った。


「彼女と過ごした、温かい思い出のかけら・・・私は彼女から
答えをもらった。ありがとう!」

そうして、紳士は白い封筒をぼくの手ににぎらせた。

「この中に、ジョンイン君の書いた借用書が入っている。こ
れで借金は帳消しになった。安心したまえ。約束は守る」


ぼくは、まだ、一言も発してない。
紳士に訊きたいことがあった。


「君の訊きたいことは、解っている。ジョンインの母と私は
恋人だった。ジョンインは彼女にそっくりだ。それで、実の
父親と上手くいってないジョンインを助けたいと。男はみん
なセンチメンタルな生き物だからな。それでは・・・」


ぼくは紳士にお辞儀をして、立ち去ろうとした。
その時にジョンインが入ってきた。


「ムギョル!無事か?」

うん、と言うより早く、ジョンインに抱きしめられる。



「父さん!どうして、いつも、いつもジョンインなんだよ!・・・
どうして、俺じゃないんだよ!」

ふいに柱の陰から、チョンサが現れた。


ぼくは、直接、脳を殴られたような衝撃を覚えた。
思わず、ジョンインの顔を見た。
ジョンインも驚いた顔をしてる。

どういう意味だ。

ジョンインはこの紳士の息子なのか。
一連の事件は、チョンサの仕業なのか。

チョンサは手に刃物を握って、こっちに向かってきていた。

しまった、と思った。

両手にギターと封筒を持っていて、ジョンインはぼくを抱
きしめたままだ。自由に身動きが利かない。

気付くのが一瞬遅かった。

別の柱から、メリとビョンゴンさんが飛び出してきている。


「よせっ!」

紳士が叫んで、ぼくの前に立ち塞がろうとした。

間に合ったのは、ぼく一人だった。

背中を向ける寸前に見た、チョンサの思い詰めた、哀し気
な顔はぼくを見ていなかった。

明らかに、ジョンインを見て、ジョンインめがけて、腰に構
えた刃物を突き出そうとしていた。


ぞっとした。


どん、と体と体がぶつかる鈍い音がした。


「ソギー!・・・」

ビョンゴンさんの声だ。

「ムギョルー!」

「しっかりして!・・・目を開けて!・・・ムギョルー!」

メリが・・・メリが泣き叫んでる・・・


ぼくじゃない!


ムギョルが・・・

ムギョルがぼくと入れ替わって・・・

愛するジョンインを守ったんだ。



そうして、身代わりになった・・・









to be continued


今日もお付き合いいただいてありがとうございました。
いつもいいね!やペタ、コメントをありがとうございます。


今日は、お友達から松尾のジンギスカンセットが届きました。
一度は食べてみたかった松尾のジンギスカン・・・
夢が叶いました。

Cちゃん♪ありがとう!!!(*'▽')
箱を開けただけで、美味しそうで・・・

よだれが~~(笑)嬉しい~♡(*ノωノ)

今夜、作ってみます。
乞うご期待!!!(笑)


乞うご期待、と言えば・・・

スイッチ!
面白いですね!(^^♪

続きが待ち遠しい。


チャングンソクを封印する!って言ってたけど、サドチャン
は、どう見ても、ぐんちゃんそのものに見えるし(笑)

茶目っ気たっぷりな、ころころ変わる表情が楽しい。
ハラハラドキドキしながら観ています♡♡

スイッチの4話で偽ロッカーに扮したぐんちゃん♡
やっぱり似合ってましたね🎵(〃´∪`〃)ゞ

一瞬、サドチャンと同じ人?って思っちゃいました(笑)


髪の毛の長さもだいじですね!( *´艸`)…♡

あんなに早くかつらを取らなくても・・・
良いんじゃない?…(´-`*)

かつらのままで・・・
もっといたぶられて欲しかったわ!('◇')ゞ(笑)


スピーディーな展開!!!

言葉は解らないけど、ストーリーは想像力で補って(笑)
その後に上がって来る訳で確認してます。

訳してくださるユジナ~♪様♡ありがとうございます。


今は、ほとんどサドチャンで出てる、ぐんちゃん

ペクジュンス検事の本格的な登場が待ち遠しいです。


ドラマが始まって、毎日、会社と家の往復だけの地味~な
日々に楽しみができました。


スイッチって、本当に面白いですね!

明日はエイプリルフール…♡
オッパーデイ~です♪σ(≧ω≦*)

ときラブ❤…来ましたね!
ダーリンロボット…♡製作中~♪( 〃▽〃)
欲しいぃぃぃぃ~~~(●´ω`●)wwww


みなさま♡楽しい日曜日を~~~♪ヾ(≧▽≦)ノ

お過ごしください♡



あんにょ~ん♡