「翻弄」ゆらぎ133『ムギョル』 | jks & …muuminのブログ

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チャン・グンソクうなぎ

妄想の小部屋。少々腐入りです。

苦手な方はスルーしていただきますよう

ご注意ください。

ご訪問してくださるみなさまに心から感謝とお礼を申し上げます。


。。。。。。。。。。

Beyond the time

『時を超えて』ムギョル 其の3

。。。。。。。。。。


It is continution

続きをどうぞ・・・




【隠し続けられないものが3つある。太陽と月、
それと、真実・・・ブッダ】





「明朝、9時に。」

BARでの別れ際、ジョンインに耳打ちされた。

俺は、ジョンインとムギョルの関係をつらつら考えながら、
弘大のクラブ通りを抜けて、シャッターハウスを目指して
歩き出した。


ふーん・・・


二人のことを真面目に考えていたら、急に馬鹿馬鹿しくなっ
た。ムギョルは自由奔放だ。俺に理解できるわけがない。


かぶりを振り、人道りの途絶えた路地を歩いていると、右に
緩くカーブした道の奥に、ドラマで見慣れたシャッターを見つ
けた。

意外と近いな。スプレーで落書きされたシャッターを開けた
ら「おかえりー!」という、元気な声に迎えられた。

予期せぬ声に驚いて、思わずシャッターから手が離れる。

ガラガラガッシャーン!と、大きな音を立ててシャッターが
閉まった。



女性の声だ。ムギョルと同棲してるのか?・・・
それとも・・・俺の他に、誰かが一緒に住んでるだけなのか?



シャッターの横の駐車場から女性が顔を覗かせた。

「ビョンゴンさん!どうしたの?・・・」

「えっ?!」


メリが心配そうな顔で俺を見てる。


「ムギョルは社長さんと一緒なのね?」

早く、とメリに促され、横のドアから入って、階段を降りる。
部屋を覗くと、左側に机。ムギョルの仕事場だ。その右横
にベッド。その前に二人掛けの赤いソファーが置いてある。

ドラマと一緒だ。

反対側にはカーテンで仕切られたベッドが二つ。ソファーの
前のテーブルにはサムゲタンの鍋とキムチ。お茶碗が三つ
置いてある。ムギョルと俺とメリ、三人分か?・・・


「座って!」

メリの声にハッとした。


「お腹空いたでしょう?・・・ムギョルは自由人だから、ね!」

クスクス笑いながら、俺に食事を勧めるメリ。
ムギョルとはどんな関係なんだろう?




。。。。。。。。。。




ジョンインの家は江南の高級住宅地に在った。
弘大からは大きな川、漢江の橋を渡らなければならない。

いつも渋滞して混んでいるから、少し早めに弘大のシャッタ
ーハウスを出た。



今日はテレビ局へ。

ムギョルと一緒にスタジオに入り、収録のスケジュールを確
かめる。

スタジオの隅で、ムギョルを待つ間、気になる人物を見掛けた。
ソギがムギョルになった夜に、怪しげなクラブで一緒に居た人
物に似ている。

見るともなく、を、装って視線を泳がせる。
その人物に目を止めて、観察した。

やっぱり。そうだ。あの男だ。

何者だろう?・・・





車の中で浮かない顔をしてるムギョル。

ソギ!・・・

と、言いかけて、ムギョル!と呼んだ。


「大丈夫!何でもない」


ムギョルにも、ソギに似た、どこか、頑なな芯のようなもの
を秘めているところがある。俺は口を閉じて、江南のジョン
インの家を目指して、車を走らせた。


「何処へ行くの?」


「えっ!?」

ムギョルの顔を見る。


「家に帰るよ。明日までに、曲を作り直すんだ。」

そう言って、俺の肩に頭を乗せてくる。



「あのさ、ソギって・・・誰?・・・ビョンゴンさんの恋人?」


思わずブレーキに足を掛けた。ムギョルに説明するチャンス
かも?・・・ウインカーランプを付けて、路肩に車を停める。

ムギョルは、眼を閉じていた。


「ちょっと寄り道しても良いかな?話したいことがあるんだ」


コクン!と頷くムギョルを横目で見て、俺は脇道に入り、小
さな公園の駐車場に車を停めた。



助手席のムギョルに向き直り、俺は、この一連の不思議な出
来事を話し始めた。


ソギがドラマで演じていたムギョルという人物に変身してし
まったことを。


俺は話しベタだ。

何度も言い淀んで、しどろもどろになりながら、ソギのこと
を説明した。理解してくれ、とは言えない。俺自身も理解で
きて無いのだから。

「ソギっていう人を愛してるんだね・・・それで・・・どっち
が現実なの?」


ムギョルは、真剣な表情で俺の顔を覗き込む。


「解らない」


どちらも現実としか思えない。
あのドアが鍵なのだろうか?・・・


「そう、なんだ・・・」

少しがっかりした様子で、表情が硬い。


「ムギョル!あの弘大のクラブに、一緒に行ってくれるか?」


ムギョルは俺を凝っと見つめていたが、一旦、視線を自分の
膝に落として、不安そうな顔をした。


「行っても良いけど、ぼくはどうなるの?消えちゃうの?・・・
消えた方が楽になるかな・・・」


冗談とは思えない、深刻な物言いが心配になる。


「俺はマネージャーになって日が浅いけど、・・・でも、心配事
は何でも相談して欲しい。ジョンイン社長に言えない事でも・・・」

ムギョルの中身がソギだとしたら・・・
放っておけない。


実は・・・


ムギョルが訥々と語りだす。



孤児院で育ったムギョルが売れ始めたら、母だと名乗る人
物が現れた。ムギョルは嬉しかった。有名になりたかった理
由の一つは、肉親を探すことだったから。


ところが、母と名乗ったソヨンは、ムギョルに金の無心をし
始めた。付き合っていた男が、あのクラブでムギョルと一
緒に居た男だったのだ。


ソヨンはその男の金を持ち逃げして、行方が知れない。


男は、テレビ局に知り合いが居るらしく、ムギョルに会いに
やってきた。母の持ち逃げした金を払えと。


金は持っていない、と言うと、ジョンインに払わせると言われ
た。ジョンインはドラマの見切り発車が失敗して、多額の負債
を負っていた。ムギョルもドラマに出演するはずだったが、バ
ンドは解散してしまった。そんな中、ムギョルを単独で売り出
すことにしたジョンインは更に借金を重ねた。


だから、そんな余裕は無いんだ、とムギョル。


男は、払えないなら、その体で払ってもらうことになるかも
な・・・と、ムギョルを脅した。


一週間の猶予は明日で切れる。
ムギョルは怯えていた。


俺が守らなければ・・・


細かく震えてるムギョルの肩に、そっと手を添える。
二・三度、肩を軽く叩いて、大丈夫だ、と伝えた。



怖い。


ポツン!と、ムギョルが呟いた。












to be continued



今日もお付き合いいただいてありがとうございました。
いつもいいね!やペタ、コメントをありがとうございます。



金曜日の昨日・・・
母の所へ。妹と待ち合わせしました。

ランチはいつものレストランで。

健康話で大盛り上がりのお喋りは楽しくて、部屋に戻ってからも
続いてました。どう頑張っても年には勝てない、と結論!!!(笑)


その後、お買い物に出かけたら、リポビタンDを3箱買って帰る
と言い出しました。

持たされた私は、今も筋肉痛で首、肩が回りません(笑)
背中まで痛いです(〃艸〃)ムフッ!



母はリポビタンDが、大のお気に入りで、少しの疲れなら、
リポビタンDで回復するそうです(笑)




母と3時のお茶をしている時に、メールが来て、開いたら落選の文字!
やはり、ホールは激戦でした(´;ω;`)ウッ…



季節の変わり目は風邪を引きやすいと言われていますが、
みなさまは大丈夫ですか?・・・


ご自愛なさってくださいね~♡



来週はリリイベ、10月からはCRISHOW Ⅳですね。


今日は久しぶりにソギからインスタがきました。
ソギの顔がグラスに移っているとか♡(〃▽〃)
思わず、びよ~~~~ん(笑)



みなさま、良い日曜日をお過ごしください♡




あんにょ~ん♡