「翻弄」ゆらぎ132『ムギョル』 | jks & …muuminのブログ

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チャン・グンソクうなぎ

妄想の小部屋。少々腐入りです。

苦手な方はスルーしていただきますよう

ご注意ください。

ご訪問してくださるみなさまに心から感謝とお礼を申し上げます。

文章に少し手を入れてアップし直しました。

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Beyond the time

『時を超えて』ムギョル 其の2

。。。。。。。。。。



It is continution

続きをどうぞ・・・






ムギョルは枕に顔を埋めて、細い指でシーツをきつく握り締
めた。生硬な体が俺を受け止めている。


「ハァ~!・・・ぁッ!・・・ハァ~!・・・ハァ~!」


声を殺したムギョルのため息が、空気を揺らす。

確かな快楽を証明するかのように、規則正しく押し出される
せつない息。


真っ白なベッドの周りに散りばめた、真っ赤な薔薇の花びら
は、ムギョルが伸び上がる度に、縒れるシーツの上で踊りだ
す。

肌に張り付いてる、赤い花びらを唇でつまむと、ムギョルの
口からは、さまざまな種類のため息が押し出された。



「ぁッ・・・ぁ~!・・・ン~・・・ン~ン!・・・イ、ッー・・・ン~ン!・・・ンッ!」


言葉のないベッドの上で、俺はムギョルの欲望を満たすことだ
けに努力する。その欲望は、皮膚の上だけに存在するもので
はないから、俺は一生懸命になりすぎて、気を失いそうになっ
た。


ムギョルの唾液が流れて、シーツに線を引く。


汗の五線譜は俺を手助けする。ぼくはこうして欲しかったの、
と、伝えてくるムギョルに、俺は頷いて微笑みを返した。


ムギョルはフゥ~!と、小さなため息を吐いて、口許の薔薇の
花びらを吹く。そうして、おもむろに体を返した。


「ジョンイン!・・・まだ、ぼくを愛してる?」


ムギョルの潤んだ眸。
俺に向かって、しなだれかかる視線。


今更、何を言ってる?・・・
こんなに気持ちよく溶け合ったのに・・・


気づけば、二人共すっかり裸で、いつものようにシーツを皺
だらけにして横たわっている。

うつ伏せになってるムギョルの白桃のような小尻から、背中
に散ってる白濁を、シーツでそっと隠した。



「もう、愛してない」


あの喧嘩は、目の前が暗くなる思いだった。


俺の返事に、絶望した表情で俯くムギョルの顔を、優しく両
手で挟んで上向かせる。


「でも・・・また、愛するよ」


俺がそう言うと、ムギョルはうろたえて、何と言って良いか
解らないと、困った顔をした。



「おあいこだなんてズルいよ。つまんない」

ムギョルは、そう言うと俺の体にしがみついてきた。



「どうした?・・・ムギョル!お前が言ったんだろ?」


「そう、ぼく。何か、悪い?」


プイっと横を向いたムギョルの細い顎を掴み、自分の方を向
かせる。それと同時に、ムギョルは俺の首に両腕をまわして
きた。


まったく会話になってない。


ムギョルの耳朶を甘噛みして息を吹き込むと、肉厚の唇が割
れた。小動物のような白い前歯を覗かせて、ぁッ!と、小さな
吐息を漏らす。


「お返しだ」


俺はそこに丸めた舌を差し込んで唾液を流し込む。
ムギョルはkissに関しては、とても素直だ。


俺は口の中で、唇で、あらゆる不埒なことを試し、時には優
しく、時には暴力的に、ムギョルに奉仕する。そうして、俺は
全ての快楽が、口に集中しているように感じていた。


ムギョルは俺がkissを落としている間、その細い柔らかい指
と掌で、俺の体のあらゆるところを撫でている。

ムギョルの手によって、俺の産毛が同じ方向に横たわるの
を感じると、思いは押し寄せてきて、唇は吸い込まれる。


ムギョルが俺の胸に触れた。


鎖骨をなぞり、胸の筋肉の上を滑り、心臓の上で止まる。
そこが激しく鳴っているのが解るのだろうか・・・

いつもより、たくさんの血液が送り出され、その脈拍がこの
kissを生んでいるのだと。こんなにも舌に力を与え、ムギョ
ルを奪おうとしているのだと。

俺の背中に触れたムギョルの指先は、背骨の節目をひと
つひとつ確認するように、ゆっくりと動く。背中を行き来する
冷んやりとした感触に、俺は思わず身震いした。


ムギョルの掌が、細くて冷たい指先が、俺の脇腹をすーっと
一撫でして離れていく。


「ムギョル!・・・何を考えてる?」


「ぼく、初めて、ぼくたちが抱き合った時・・・どんなふうだっ
たかを・・・思い出してた・・・」


「悪趣味だな」


俺はムギョルに手を伸ばした。

スゥ~!ピ~!・・・スゥ~!・・・ピ~!・・・

ムギョルは口を半開きにして、安らかな寝息を立てていた。





。。。。。。。。。。






背中を、肩を、撫でられて、耳をつままれる。そうして、それ
が癖の、拗ねたように尖らせたぼくの唇を、ジョンインの指
がなぞり、優しいkissが降りてきた。


そして、ぼくは、夢から覚めた。


「ムギョル!シャワーして、支度だ。もうすぐ、ビョンゴンさん
が迎えに来る。」


ぼくは、最近感じている、何とも言えない違和感を持て余し
ていた。あのマネージャーのビョンゴンさんは、事あるごと
に、ぼくをソギ!と呼ぶ。恋人か、友達なのだろうか?


何故か気になる。


ソギ!と呼ぶ時のビョンゴンさんの顔は、愛しい人に向ける
ような、優しい眼差しをぼくに向けるから・・・





。。。。。。。。。。




ムギョルは、ソギと同様、いつも酔っていた。


ただ、酒が好きなだけなのか。飲まずにいられない理由があ
るのか。俺には解らないが、一刻も早く、ソギに戻さなければ、
と、気が焦る。


泥酔したムギョルは、いつも俺を呼ぶ。
ジョンインではなく、俺に介抱されたがる。


「ビョンゴンさんって・・・なんか、安心なんだよね」


どうして俺なんだ?とムギョルに聞いた答えだ。



酔ったムギョルは、俺の胸に息を埋める。
俺は、いとおしさのあまり、涙ぐんでしまいそうになる。


何処かで、俺を覚えていてくれている。
そう思うと、幸福で息が止まりそうになった。









to be continued



今日もお付き合いいただいてありがとうございました。
いつもいいね!やペタ、コメントをありがとうございます。



CRISHOW Ⅳ~Voyage~

当落発表されました。


今回は、日程の調整が難しく、横浜と大阪に申し込みをしました。
結果は、横浜2日目、大阪は初日に許可いただきました。

ダメ元でも良い、めげずに二次の申し込みをしました(笑)


会いたいお友達に会えますように!!!


神様♡仏様♡グン様♡・・・

どうか、許可されますように♡
よろしくお願いいたします♡



そして、台風の被害がありませんように・・・

みなさま、素敵な三連休をお過ごしくださいね~♡




あんにょ~ん♡