「翻弄」ゆらぎ129 | jks & …muuminのブログ

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チャン・グンソクうなぎ

妄想の小部屋。少々腐入りです。

苦手な方はスルーしていただきますよう

ご注意ください。

ご訪問してくださるみなさまに心から感謝とお礼を申し上げます。




。。。。。。。。。。


Blankets for Adult

『大人の毛布』 其の3

。。。。。。。。。。



It is continution

続きをどうぞ・・・





オレンジ色の夕陽が海に沈みはじめると、涼しい風が吹い
てくる。昼間の蒸し暑い、熱帯の濁った空気を掃くような風
に木々がさえずると、ぼくの眸には、彼の赤い腰布が揺れ
るのしか映らなくなる。



ガンぺさんは、いつも、ぼくを上の空にさせるから、一緒に
いる時でさえも、ガンぺさんを思い出して、ぼんやりしてし
まう。


何をかんがえてる?と、顔を覗き込まれて、ガンぺさんのこ
とを思い出してた、とぼくが答えると、片頬をあげて苦笑しな
がら、俺は、此処にいるだろう?と呆れた顔をされる。


そう言われても、また、ガンぺさんがぼくの前から居なくな
っても困らないように、今の内から、しっかりと思い出す訓
練をしているんだよ、なんて言えない。


ぼくは、いつも、いつも、ガンぺさんのしてきたことをなぞり
上げて、少しばかり切ない気持ちに浸っていた。



サクッ、サクッと砂を踏む足音が近づいてきて、ふと、我に
返る。


「此処に居たのか・・・」


ぼくの毛布は引き剥がされて、手元には赤い腰布が一枚きり。
ガンぺさんが置いて行った赤い腰布で肩を覆い、声のする方
を振り向いた。


「風邪ひくぞ」


ビョンゴンさんが悩ましそうな顔をしてる。

赤い腰布に目を止めて、今まで、誰と一緒に居たのか解った、
というように肩をすくめる。


しばらく無言のまま、二人で見つめ合うぼくたち。
プッ!と同時に吹きだして微笑い合った。


ほどよい間合いと、間に流れる温かいものに癒されるのは何
故だろう?

ぼくは、照れてるビョンゴンさんの顔を見ていた。


「・・・ソギ、話しがあるんだ。」


突然、改まって、話しがある、って・・・


「中へ入ろう!・・・少し冷えて来たから・・・」


ビョンゴンさんが先に立ってドアを開ける。
ぼくは赤い腰布を肩に掛けたまま、続いて部屋へ入った。


ぼくをソファーの真ん中に座らせたビョンゴンさんは、藤の
椅子を運んできて、ぼくの正面に腰を下ろす。

ぼくはエアコンのスウィッチを入れた。


嫌な予感がする。



「実は・・・」


言いにくそうだ。


「社長に聞いたんだが、ガンぺさんは明日、逮捕されるそう
だ。」


ぼくは部屋を飛び出した。


そういうことだっの?
ぼくに、赤い腰布を置いて行ったのは・・・



やっと、逢えたのに・・・

もう・・・逢えなくなってしまう・・・

そんなのは嫌だ!・・・嫌だよ・・・





ぼくは、ただ一心に、ぼくの目の前で揺れる、赤い布を見て
いた。そうして、まだ、夕闇には間が有る時刻なのを、幸運
に思った。


息を切らして走る。



ぼくが部屋に入ると、ガンぺさんは用心深く、外をうかがい、
かんぬきを降ろした。


そして、ぼくの顔を見て、絶対に声を出してはいけない、とい
うふうに、自分の唇の前で人差し指を立てた。


支配人にぼくと自分との関係が知れるのを、恐れているよう
だった。


『・・・ソギ』


ぼくを甘やかすような顔をする、静かな眸がぼくの心を虜にす
る。今、目の前でガンぺさんの腰にまとわり付く赤い布に見惚
れているぼくは、それほど赤い色に魅せられていた。


彼の腰を両手で掴み、そう思う。


赤い腰布はぼくの体の上に、はらりと落ち、ガンぺさんは少し
困ったような顔をして微笑った。


真っ先に屹立したものに目が行く。


その瞬間、ぼくが欲しかったのは、こんな布切れじゃ無かった
んだ、ということに気が付いた。


ガンぺさんがまだ、体に触れていないのに、ぼくは、ため息を
吐いた。これから、彼の体がぼくを包み込む。


柔らかく、暖かい毛布のように。

そう思うだけで、ぼくの肌には甘い膜が貼っていく。


ガンぺさんは、しばらくぼくを見つめているだけだった。


それなのに、これから始まることを予期させるような、彼の視
線は、ぼくを甘く濡らし、蜜を出させる。


ぼくが握りしめたままの赤い腰布で胸を覆うと、ガンぺさんは
とても、やるせない表情をした。


ぼくは、今、ぼく自身を奪って欲しいと思った。
声を出せない情事は、ぼくのため息に濃度をつける。

すると、ガンぺさんはぼくの方に身をかがめて、唇を寄せてき
た。

ああー!甘いお砂糖が降ってくる、そう思い、ぼくは欲望に急
かされて、ガンぺさんの首に腕をまわした。



ぼくを・・・

ベッドに連れていって!・・・




ぼくの体に、こんなにも汗をかかせている、あの赤い腰布が
引き起こした成り行きを全うさせうるために。









to be continued





今日もお付き合いいただいてありがとうございました。
いつもいいね!やペタ、コメントをありがとうございます。

読んでくださって、本当にありがとうございます。



ソギ・・・
静かですね。

寂しいな。。。





戻り梅雨からの猛暑復活の所為なのか、ソギが静かな所為なのか、
いろんなことに、やる気がなくなってしまって。。。

ソギは、私の日常生活に多大な影響を与えているんだ、と改めて
実感しました。


ソギのお顔が見たいですね。。。♡




昨日は母に会いに行ってきました。
他愛も無いお喋りで、元気復活♡♡♡(笑)


日々、たいした仕事をしているわけでもないのに、時間のやり繰り
が上手くできなくて。。。(-"-;A ...

そう、ぼやいた私に、母は「年齢とともに忙しくなって行くのよ」と。
行動がスローになっていくから、と諭されました。。。

納得です(笑)




と、いうことで・・・


これから、ソギ情報をチェックしたいと思います。
ツイッター、インスタ、ブログ巡りに行ってきまぁ~す。



みなさま、良い週末を~♡






あんにょ~ん♡