牛のような前胃発酵室を持たず、大腸しか草の分解機能がない馬は、微生物が分解した草の栄養分を惜しげもなくうんこにして捨てている。 (大腸の次は直腸 排泄)
これが馬の謎とされているが・・
何で謎になるのかおかしな話だ。
馬は消化吸収・栄養カロリーなしで問題なく生きている。
むしろ逆に、最も長時間走れる馬力を持っている。
学門で言う必要なものを捨て、栄養カロリーなしで生きているのだから、それを起点に置いて思考を進めるべきだろう。
草の栄養分はいらないから捨てているのでは?
事実を素直に認めればよいのだが、人間の定規に合わないから謎になる。
馬の消化器官は他の草食動物とは異なり、人間と同じ胃と小腸を持ち、大きな違いは大腸の大きさ。
小腸の長さは肉食動物と草食動物の中間より肉食寄りで、草食動物の仲間では特異な存在。
小腸では吸収出来る草の成分はなく大腸まで素通りする。
つまり人間が消化出来ないものは馬も出来ないが、草が主食の馬はベジタリアン。
大腸だけで大量の草を微生物の力で分解しているが、草の有効成分をすべて捨てているということは栄養分が目的ではない。
それにもかかわらず草食動物の中では驚異的な馬力と持久力を有している。
学門・科学はこの真逆の非常識をどう説明するのか、いつまで謎にして放置するのか・・
そのほうが馬よりも謎だな。
馬が栄養分無しで生きられるのは事実なのだから、何をエネルギーにして生きているのか、探究すべきだろう。
馬の謎だけでなく「魚の謎」も身近にいくらでもある。
コイやフナや金魚にメダカ、サンマにイワシなど胃を持たず、体長にも満たない小腸しかない魚達は、どうやって栄養分を吸収するのか、食べ物が体内に止まる時間も平均15分。
馬だけでなく彼らも消化吸収・栄養カロリーなしで生きている。
謎だらけの生命の学問の解決には誰も歯が立たない。
世界の常識であっても矛盾だらけなのだから、矛盾・間違いを基盤から見直した方が良い。
有効成分・栄養論をすべて生命エネルギー理論に置き換えれば、海も陸も世界の生命の謎の大半は解明出来る、科学では皆目歯が立たない植物の仕組みも睡眠の謎も意識の謎も・・
当分世界には受け入れられない理論だろうが、結果が明白なら理解出来る日は必ず来るはず。
生命エネルギー理論における重要な大腸の役割を3編にまとめて連日記載した。
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