リストラだ・ムーすの小予言 終章 2011年7月
ノストラダムスは世界に起こることの予言。
リストラだムーすは自ら世界を変えることの予言。
17歳で導かれるようにこの道に踏み出し、手探りで走り続けた。 争いもなく、すべての生き物が飢えに苦しむこともなく、生を終えるまで自らの力で誇りを持って生きて行ける世界を目指して。
どこからどう手をつけて良いのか皆目わからない10代。
自らの使命は感じていたが、心は荒び、抜き身の刃のような20代。
走りたくはなかったが、走らなければならないのは宿命だろう、そう思ってあきらめた。
家、土地、お金、家庭など一般的な価値観は最初から持ち合わせず趣味もなく、恋人も作らずやりたかった夢も十代で捨てた。
到底そのような道は望めず、先の険しさだけは本能で予知、身体一つで良い。
幾度も戦いや嵐で命を落としかけたがこうして生きている。
絶望の先に明日は見えず、目の前に迫る「脅威の理」の見極めに活路を見出すしかないのだ。
理を見失い判断を誤ったのが原因で、2年間で10人の友人知人仲間が事故で命を落とした。
深夜まで踏ん張った十数時間の操舵で、両膝は腫れあがり曲がらなかったがとにかくこの時も生き延びた。
潜水艦のように真っ暗な夜の海に突っ込み船首やレーダーは大破、大量の浸水で船も人も満身創痍、クルーの1人は発狂寸前、生きた心地はしなかっただろう。
野人の身に付いた森羅万象の護身術、兵法、武術もまた自然界から生まれた物理学。
協生農法を始めとする協生理論はこれらの積み重ね、社会や本に書いてある言葉からではなく、自らの命を削って森羅万象の仕組みを知り、生涯をかけて完成させたものだ。
海で生まれ育ち、川を上り、森で生き、そして農業・・野人は人類の歴史を歩いて来た。
海を知らずして協生農法が生まれることはなかっただろう。
生き抜いたのではない、この為にこれまで生かされて来たと感じている。
好きなことは満足にやれなかったが、退屈せず、悲壮感もなく結構楽しかったからまあよい。
この一年で猛烈な勢いで舟は世界に向けて進み始めた。
舟はもう誰も止めることは出来ない。
誰が船長をやってもかまわないのだ。
やるべきことはまだ山ほど残っている、学校も作ろう。
このブログも書き続けよう。
ハ・タ・ケ・・も、あるしな・・・
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