省エネ根性のローズヒップ | 野人エッセイす

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森羅万象から見つめた食の本質とは

 

 

 

 

 

昨日に続いて「省エネ根性」シリーズの第二弾だ。

 

海岸の松林の中のシャリンバイ群生地に邪魔になるほどノイバラが絡みついていた。

クズと並んで「草刈り人泣かせ」のこのノイバラは、縦横無尽に鋭いトゲだらけの枝を伸ばす「半ツル性」の落葉低木。

 

注意していても服は引っかかるし、手は小さな穴だらけ血だらけになる。

とにかく難儀で邪魔でしょうがないのだが優れた植物だ。

 

学名ノイバラ、通称は野バラで生命力の強さから観賞用薔薇の接ぎ木の台木に使われている。

日本の薔薇の原種で、平安時代の書物に出て来るバラはこれに当たる。

 

果実は古くから漢方薬「営実」として便秘解消薬として利用されて来た。

秋に熟す1cm未満の赤い果実はほとんどタネと皮。

皮の中にはタネが7個前後詰まり、昨日のシャリンバイ同様に省エネ果実で「詐欺」みたいなものだな。

 

作戦もシャリンバイと同じで、9月10月に赤い実を付けるが、年が明けてもどっさり実が残っている。

鳥にとっては食べ物がない冬場に重宝、詐欺とも思ってはいないだろう。

ほとんど果肉がなく可食部分がないにもかかわらず、12月から1月にかけての果実を口に含むと独特の芳香があり美味しいが、個体差が大きい。

味は不安定だが和製ローズヒップだな。

 

ローズヒップはバラ科の果実の総称。

数ある西洋ノバラの中のある種の果実は果肉もあり重宝され、ローズヒップの代表として多様な使われ方をしているが、果肉がない日本のノイバラは食用には不向きとされている。

 

しかし、シャリンバイ同様に種を含む果肉エネルギーを目的とすれば重宝する。

果肉水分が少ないと言うことは乾燥が早く、アルコール保存も大量に出来る。

以前から作っているビレッジの薬膳スープにもビレッジに自生するノイバラが少量入っている。

 

この海岸には目的を同じとするシャリンバイとノイバラが都合よく群生している。採取は面倒だがその量は凄まじい。

まことに野人にとっては都合の良いことで両手に木の実ラブラブ

シャリンバイとノイバラを一緒にホワイトリカーに漬け込める。

この2種と同じ目的を持つ省エネ根性果実「ガマズミ」もブレンドするかな。

 

この 貴重な 真冬の木の実 御三家ひらめき電球

 

名付けて・・

 

お笑い省エネ 三匹のサブライズビックリマーク・・果実酒

 

これほど果肉がなくタネと皮ばかりのリキュールはない。

 

強烈なタネ皮パワー全開メラメラでお目目もパッチリ見えるかも目

 

うんこも・・すむ~じいうんち なら 言うことはない音譜

 

 

 

ノイバラの花 5月

 

 

 

 

ガマズミ・・

 

 

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