連休中、京都大学理学部出身の30代半ばの青年にビレッジまで来ていただき、生命物理学の実情について話を聞いた。
専攻は生命物理か生物物理か記憶がないが、京大の研究室に所属していた。
調べると、さほどないと思っていた生命物理、生物物理、生命科学など、生命に関する物理科学の分野は結構あった。
生命の物理的な研究が何処まで進んでいるのか実情を知りたかったのだ。
野人理論とは比べ物にならないと謙遜していたが、遺伝子やバイオなどミクロの分野が大半で生命そのものの探求とは程遠かった。
原人もまた東大で獣医学を専攻、ウィルスを扱う分子生物学を学んだが矛盾を感じ、生物学や物理学をいくら学んでも生命からはかけ離れ絶望感を感じていた。
これらの状況からたいしたことは解明されていないと確信はしていたのだが、あらためて詳細を伺った。
京大でせっかく学んでも活かせる就職先もなく、大学の研究室くらいしか行く先はない。
これでは人助けどころか学問の為の学問に過ぎない。
欲もなく考え方もしっかりして律儀で福祉関係のお手伝いをしているが、志と能力を活かしてあげたいと思い彼を呼んだ。
週末は地元に帰っているようだからたまには顔を出せば良い。
そのうちに出番が来るかもしれんな。
ジュラシック・パークやインディペンデンス・デイにアウトローな科学者役で出演したジェフ・ゴールドブラムによく似ている。
野人が言うと、よくそう言われると本人も言っていたな。
ジェフ・・ちゃん