24 深海底の泥の底の泥
深海の泥の底には何があるのか。
掘って行けば岩がありさらに掘ればマントルがある。
泥と底の岩の間には何があるのか、いきなり泥と岩が隣り合わせでもない。
ヒマラヤに岩塩があり元は海だったように、海底も元は多くの生き物が暮らしていたことが考えられる陸地。
その上にマリンスノーが重なったのが深海の堆積層だ。
25 マリンスノー堆積層の構成成分
マリンスノーが堆積した泥の主成分は炭素。
有機物は主に二酸化炭素と水から成り、複雑な分子構造から高分子化合物と呼ばれ、その中心は炭素。
有機物を加熱すれば炭になり、さらに炭を燃やせば灰になる。
海底には生命で出来た粘土状の炭が堆積していると考えればよい。
26 炭素と有機物の粘土
生命体は炭素を中心とした有機物であり、通常の電気エネルギーで活動し、他の生命の電気エネルギーで生命を維持している。
深海の堆積層もまた炭素中心の有機物の残骸で出来た粘土。
生命体もそうだが、深海堆積層も似たようなもので、「乾電池」に似ている。
27 海底に埋蔵された巨大蓄電層
湿り気があるのが粘土であり、海底面から底まで電気が導通。
泥の底部分には陸の動植物も閉じ込められている。
つまり当時の地球に生存するすべての動植物・生命体が閉じ込められた巨大な生命のバッテリーと考えればわかりやすい。
何万年使えるのか想像もつかないほど巨大な蓄電池と言うより蓄電層だ。
28 食べ物に代わるエネルギー源
深海にはエサをはじめ食べ物に代わるものは他に見当たらない。
生物学や栄養学を前提にすれば謎になるが、エネルギー論で解けば謎にはならない。
「生命は生命によって育まれる」、協生理論のこの原理は「生命の電気エネルギーは生命の電気エネルギーによって維持される」と言うことなのだ。
深海の堆積層は生命の電気エネルギーで出来ている。
つまり、食べ物と同じものであり、食べるか海水を通して皮膚から吸収するかの違いだ。
29 餌が乏しい深海で生存・巨大化する理由
深海においてエサが乏しくとも生物が生存出来る理由は、伝導率の高い海水から動力とともに生命維持に必要な電気エネルギーを皮膚粘膜から取り込める能力を有しているから。
エネルギー源となるのは何万年も海底に積もり続けた生命の残骸の堆積物。
巨大化する理由は捕食と比べてエネルギーを常時摂り続けることが出来ること。
通常の捕食と比べて消化に労力を費やすことがなくエネルギー効率が高いこと。
30 結論
深海で生存の理由
1 水生動物は食以外に皮膚粘膜からエネルギーを取り込める能力を持つ
2 エネルギーとは電気エネルギーであり動力エネルギーは海水から充電
3 生命維持エネルギー源は海底に堆積した膨大な層の有機粘土
深海で巨大化する理由
1 捕食と比べて何もせず常時エネルギーを摂り込める
2 捕食活動と消化に労力を費やさないのでエネルギー効率が高い
巨大化の理由2つは野人の判断では90%以上を1が占める
食べずとも生きて行けると言うことだ
以下 補足・・
31 深海生物の特徴 1
深海生物は発光能力を持つ種が多い。
暗いから明かりが必要だろうし、エサに見せて興味を引く手法も、求愛信号もある。 何故それほど発光能力を持つのか、その動力も電気エネルギーと考えられる。
電気を自在に使いこなせれば発光も発電も可能。
発電・・発光・・人間だって少しはやってやれないことはないだろう。
32 深海生物の特徴 2
深海魚は浅い海のそれとは異なる独特のヌメリを持っている。
ヌメリは細菌などから身を守る水生動物のバリヤー機能だが、それだけならそれほど大差はないはず。
ヌメリはぬめり・・蛋白質、と言ってしまえばそれまで、重要なヒントになる思考は止まる。
同じような透明色だが、うなぎと穴子のヌメリはまったく異なる。
大陸棚から深海へ行くほど皮膚の粘膜・ヌメリが特殊な生物が多く、生命の電気エネルギーを吸収しやすい構造なのかはわからない。
解明はその方向での調査を要する。
33 うなぎの特殊な能力 1
深海魚の飼育は困難だが、深海から山頂まで行き来出来るうなぎは立派な深海魚であり山奥の渓流魚、深海からやって来て深海へ帰るのだから深海での能力機能を有している。
常識では考えられないほどのその能力を子供の頃から今日まで野人は見続けたが、同じような視点・思考回路で解明しようとした人はこれまで一人もいなかった。
半世紀以上考え続け、やっとその機能とパワーの源へたどり着いた。
続く・・ 鼻息と ため息が出るほど長いな・・
わかりやすい体調復元の仕組み | 野人エッセイす (ameblo.jp)
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