「自然」と名がつくものほど不確かなものはない | 野人エッセイす

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森羅万象から見つめた食の本質とは

 

 

自然と名がつくものほど不確かなものはない。

自然食品、自然塩、自然農、自然栽培、自然素材・・他には天然塩、海水塩など同じようなものもある。

 

何故これらが不確かなのかは簡単。

「自然」と言う言葉には定まった定義、物理的な道理がまったく存在しないからだ。

自然界の法則に沿っているか判断出来る人も当然いない。

つまり、自分の思いだけで自由に使えるのがこの言葉であり、それぞれ解釈も異なる人間用語と判断すればよい。

 

野人は、何でこれが自然食品なんだ・・自然塩、天然塩、自然農なんだ・・? と、バッサリ切り捨て、その矛盾を具体的に指摘して来た。

言葉の舞踏会のようで何でもありの世界だな。

 

万物は食べ物であろうが毒物であろうがすべて自然界の産物であり天然。 塩は天然であり元は海水が当たり前。

岩塩も同じだが、海水と同じミネラルバランスを持つ岩塩など存在しないしその理由も簡単、何度か解説した。

 

有機農・オーガニックと言っても広い意味では自然界はすべてオーガニック。

違いは、有機肥料は人間の道理であり、自然界は自然界の道理で循環、内容は全く自然界とは異なるが、自然農も有機農も混同している。

 

耕し続けてもビニルマルチを使っても無農薬なら自然農、自然農の流派はたくさんあっても法則がないのだからそれぞれの好みだな。

無農薬・無肥料を強調しても意味もなく、自然農と言っても耕せば表土の生物は土中に埋もれるのだから人為的な「弱有機農法」。

ビニルマルチは表土の仕組み、生命の循環を必要としないということなのだが・・

 

大昔は山で採取した漢方の生薬となる植物も今はすべて畑で単一量産肥料栽培。

「流通の道理」と「成分重視」がもたらした結果だが、自然界の植物ではない。 だから極端な有効成分減少などの問題が生じるしその理由の解明すら出来ない。

さようなもので体調が完全復元出来るはずもない。

 

どのような理由でそれに自然が付くのか、道理をはっきりさせて判断すべきなのだが、基盤になる原理を持たなければそれも出来ない。

出来ないから自然と言う冠言葉が氾濫してしまう。

 

商品などに自然を付けて広める方にも問題があるが、それを鵜呑みにして使う、あるいは実践する方にも問題がある。

自然と言う言葉の冠は、その物の品質、本質とは何ら関係がなく、農法などにおいても同じで、法則がないのだから好きなようにやっても間違いではないと言うことになる。

素晴らしく見せるバブルのようなものであり中身の判断の指標にはならない。

 

人が考えた末に介入すれば、自然本来のものもどんな形にも変化すると言うことだな。

介入しなければ塩もお茶も野菜も果物も肉も卵も供給出来ない。

どのように介入するかが重要であり、それ次第で異質のものになる。

 

もっと明確に言うなら・・

自然界本来の潮のバランス、有機物なら細胞バランスを保っているかどうかだ。

砂糖などは元々自然界には存在しない、白糖、黒糖、三温糖などどれも同じようなもの、味ではなく糖分として使うなら安価な白糖で十分。

 

さらに明確に言うなら・・

無機質の塩はミネラルバランスが海水と完全に同じかどうか、野菜や果物や肉などの有機物はミネラルも含めて細胞内のバランスが自然界の植物や肉と同じかどうかだな。

 

完全な海水で海の生物は生命を繋ぎ、完全な細胞の食べ物で陸の動物は生命を繋いでいる。

それらが本来の自然界の産物ではないかな。

 

食べ物が完全なら塩に健康を求める必要もない。

それに、野山に塩が転がっているはずもない。

海水ごと食餌する海獣や海鳥に高血圧はなく、陸のサルにも高血圧はない。

 

やりたくなかったけど製造に踏み切った「むー塩」、市販の粗塩、海水塩、天日塩、天然塩、岩塩などと使った結果で比較すればよい。

むー塩は当たり前の塩として販売しているが、健康目的で使うなら塩の見分け方は、毎日数回舐め続けて高血圧・低血圧が2カ月以内に正常に戻るかどうかで判断すればよい。

完全な海水塩なら海鳥同様に血圧は正常になるはず。

 

それに雨など湿度の高い時に一つまみ皿に入れておけばわかる。

すぐに湿気を吸って顆粒塩として用を成さなくなり苦みも出る。

生命を誕生させ育んで来た完全な海の塩は水分を吸って常に海に戻ろうとする。 そうならなければ塩としては不完全、天然塩、海水塩、自然塩とは別物の人工塩だな。

それで血圧や体調が復元出来るはずもない。

 

塩だけでなく、養殖鯛と天然鯛、豚肉と野生猪肉、養殖野菜・果物と自然界の野菜・果物・・・ 味、肉質、脂質の違いは明らかで細胞バランスの違いも明らか。

 

すべて人知の道理、生産者の道理から生まれた歪であり、明確な「自然法則」の欠如が招いたものだ。

安易に心地よい言葉には振り回されないことだな。

テーマ「大地の仕組み」「自然界の循環」を参考に。

 

お野人の会社 「桜自然塾」・・汗

たしかに よくわからん不確かな会社だな

改名・・考えるか・・・

 

 

 

言葉と感性6 対処の道理

https://ameblo.jp/muu8/entry-11571860089.html

 

人は潮不足 生命の聖域とは

https://ameblo.jp/muu8/entry-12158350703.html

 

岩塩の成り立ち 塩の判別法

https://ameblo.jp/muu8/entry-12441135491.html

 

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