魚突きに燃える三銃士
サカナ・・・いない
むータニックⅠも釣りで満船
磯物 カメノテ
でっかいイワガキ
クロダイの刺身
例年では7月初旬、早ければ6月に磯遊びで海に入るのだが、今年は台風や大雨の濁流などで後半になってしまった。
10か月ぶりの潜水漁だが、準備運動も体を濡らすことも省エネ、いつものようにいきなり飛び込み海底へ。
お野人にはこれが普通であり、心臓麻痺も足の痙攣もない。あっても気にせず沖へ出る。
長期間濁っていた海の透明度も回復、魚を求めて野人を入れて5人がモリを手に潜ったが、魚影はなく、メバルやベラなどの小魚が見当たらない。
魚だけでなくタコやサザエなど貝も見当たらない。
海水はいつものように辛くなく、明らかに塩分濃度の低下が原因だ。
記録的な大雨で伊勢湾に大量の真水が流れ込み、濃度が戻っていない。
濃縮ジュースをコップで薄める時にかき混ぜなければ混ざらないのと同じで、比重の異なる液体は容易には混ざらない。
真水の層や汽水の層が厚いほど、真水に弱いタコやサザエは浅場から深場に避難する。
タコはジェット噴流で泳ぎ、サザエもジェット噴流で泳ぎお引っ越し。
アワビも泳げばサザエも泳ぐ 器用にクネクネと~
しかし素早いタコと違って逃げ遅れることも多い。
この日も大きなサザエの死骸が海底に転がっていた。
殻が重くて上手く泳げなかったのだろう。
この日の獲物は野人が獲ったクロダイと岩ガキ、それにカメノテ。
川を上るクロダイ、スズキ、ボラなどは真水に強く、潮間帯に生きる牡蠣やカメノテも真水に強く、逃げる必要もない。
大型クロダイ、ボラなど急所を外れて逃げられた獲物も数匹。
腕が鈍ったお野人・・・懺悔 次回は仕留める。
何匹も怪我だけさせて魚に悪いことした。
通常の海水濃度に戻るまではあと1週間以上かかるだろう。
むー塩は、製造始まって以来の危機を迎えている。
詳細は次回に・・
突いて~突いて~ 疲れて 突いて~