協生果樹園の下草農産物 | 野人エッセイす

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森羅万象から見つめた食の本質とは

 

下草農産物・・

初めて聞く言葉だろうが、このお野人用語、難しく考えることはない。

草を農産物にすると言うことであり、普通に生える草が気に入らなければそうすればよいのだ。

 

草は泣いても笑っても何処にでも生えて人を悩ませる。

現農法では果樹園に生える草は刈り取るか除草剤などで除去するが、労力も経費もそれなりにかかり、草が大好きという人もいない。

虫と並び、農業だけでなく家庭菜園でも天敵にされているのが現状だが、彼らと戦って勝てるはずもない。

 

災い転じて福と成す・・

煮ても焼いても耕しても勝手に密生するなら、その生命力の仕組みを利用すればよいのだ。

 

協生果樹園の下で牧草を育てれば人も牛も喜ぶ。

野菜が難しいなら、草にもマケズ繁殖力が逞しい種だけ放置すればよい。

 

むー農園の密生した果樹の下草は勝手に増えたニラだらけ・・

全面タネを蒔いておけば数年で全面ニラだらけになるが、ニラばかり増えすぎても困る。

ニンジンの種を蒔いておけばこれも勝手に増える。

全面にラッキョを配置すれば簡単に夏草にも負けず増える。 ゴボウ、ミント、フキ、ヤマウド・・など

他にも色々あるが、この3種だけでも十分だろう。

 

これらは背丈もそう大きくなく下草としてはじゅうぶんで、やすやすと草にも負けない。

収穫が面倒なら草として刈り取りその場に放置、表土に戻せばよい。

本体は土中にあるから、すぐに下草として生えて来る便利な野菜なのだ。

 

必要なら喜んで収穫すればよい。

ニラは春から冬まで毎日、ニンジンは周年、ラッキョも周年。

一般的な種蒔き時も植え付け時も収穫期もない

 

草でもあるこれらの野菜は果樹の根を守り、果樹は樹上に生命のコロニーを作ることでこれらの野菜を育む、つまり草木の協生。

 

野菜は果樹生育の邪魔にもならず、果樹の幹と根は野菜生育の邪魔にもならず、農産物の生産量はおせち料理の「二重箱」のようなものだな。

楽するワリには結構なことではないかな。

 

経費と労力を費やして排除するよりはるかに生態系を保て、生き物達も喜ぶだろうな。

 

 

ニラの新芽 だらけ・・音譜   ラブラブ     3月半ば

 

むー農園の野菜マルチ

https://ameblo.jp/muu8/entry-12099498762.html

よりどり・・     り ラブラブ

 

下草物語・・  おわり ドキドキ

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