トチの実
クリとトチの実 トチは栗饅頭そっくり
日の出男が猪と薪をかついでやって来た。
貢物は山のクリとトチの実。
日の出男が・・
「これ・・クリと・・」と言いかけると
飢えた絵本男は一個つまんで生かじり
絵本顔は苦味と渋味の苦痛で歪んだ
トチの実を生で平気で食えるやつなどこの世に熊と猪しかいない。
無知は痴と死を招くというが、ショックでアホにならんでよかったな。
トチの実には毒があり、アク毒抜きには半月以上、十数工程と手間がかかる。
このトチの実で作る「栃餅」は野人の超大好物だ。
山のクリはそのまま生で甘味があって旨く、数個ならお腹も壊さず問題ない。
甘い果肉はいくら食べても問題ないが、種に当たるナッツ類は元々動物に消化されるようには出来ていない。
食べ過ぎれば下痢をする。
それは草の種である穀物も同じで、本来は肉が主食の人間が、毎日大量に食べ続ければ完全吸収はまったく追いつかず、大半は未消化のまま糞詰まりになってしまう。溶かして未消化なのだから当然・・クサイ
ナッツを冬場の主食とするリスでさえ半年しか食べられないのに、人間は草の種を量産、食べやすいよう加熱、毎日の主食にしてしまった。
食には不自由しなくなったが、その結果どうなったかは人間自身が一番わかっている。
便秘と臭いだけでは収まるはずもない。
減らせば頭も体も軽くなるのだが、それが出来ないのが穀物の魔力だな。
ご飯はご飯を、麺は麺を、パンはパンを呼び、キリがないから日に数回必要になる。
得るものが少なく、消化に体力の大半を費やすからだ。
養殖肉と違い野生肉は大量の脂肪も含めて、たとえ1キロ食べようが胃もたれもなく消化吸収も抜群、食べた量に比べてうんこもはるかに少量でまったく臭わない。
体調も絶好調になり、数日食わずとも空腹感はない。
まったくライオンや狼と同じだな・・
やってみれば明白だが、やった人を探すほうが難しい。
食事回数と量が激減、効率良ければ老化もは進まない。
ダイエット・・? そんなもん苦も無く楽勝だな。
猪肉が飽きたお野人・・ 一昨日も昨日も2食合わせてご飯2杯、今日もまた寿司を食べた。
眠くて体も瞼も重く、お腹も出て来てベルトがキツい。
たった数日でこうなるのがご飯だが、止めれば復元も早い、ご飯はしばらくお休みで、また猪肉にするめいか
しかしだな・・・
貢物の新米いただいたから、仕方ないんだよ。
お野人だって新米の魔力には勝てない
一部の両生類を除いて鳥を含む動物の肉に毒はほとんどない。
しかし、植物の大半は毒と強いアクや渋味、苦味、酸味などで身を守っている。
人間に見分けられのは果肉の毒である苦味、それに酸味、渋味などだ。 古代人は肉など動物性蛋白質と、主食にはなり得ないが季節の果肉とナッツで生き延びた。
魚貝や葉っぱは季節のわずかな恵み程度だった。
人は穀物の他に、人知と改良で植物から毒やアクを抜き、イモ類、野菜類として主食にしてしまった。
生命に手を加える人知の弊害は、それゆえに食の本質を見失い、災いを招きいれてしまった。
野人の好物このトチの実も、人知と努力なくしては絶対に食えない
食わずとも問題なく生きて行けるのだが・・
どうしても・・おやじんは食いたいのだ。
栃餅が食いたくて 我慢出来ん
誰か・・送って来ないかな・・栃餅
努力までして 作りとうはない・・栃餅
貢物の数々・・
https://ameblo.jp/muu8/entry-11581309691.html
とちもち やあ~~い
昨日はまんじゅう 今日はお餅・・