あの強烈な臭いを放つ、嫌われ者のカメムシ・・
カメムシが好きな人には、まだ会ったことがない。
お野人・・嫌いではないが、あまりお友達にはなりとうない。
ゴキやクモや蝶のように手の平に、乗られても・・困る。
このカメムシと一緒に風呂に入りたい人はいないだろうが・・
風呂入ったのが、マリンビレッジに二人も・・いる
翼 と・・いく だ。
しかも・・一匹や二匹ではなく うじゃうじゃ~
驚くのはかまわんが、笑ってはいけない
2人ともカメムシと一緒に風呂入りたくて入ったのではない。
語るも涙・・しかしお笑いなくしてやじんも語れない。
野人の生命エネルギー論・・
その存在をスタッフ一同、多くの読者も実感、茶屋人も茶の枝の持つエネルギーに目をつけ、大ヒット商品となった「小枝番茶」を考案した。
熱心に野人理論を勉強した新スタッフの「翼」君・・
梅娘達が毎日実践している植物入浴剤をさっそく実践した。
梅娘母子は今が最も髪も肌も絶好調、リンスも不要、既存のケア製品とはまったく比較にならないほどらしい。
翼は草刈りしているマリンビレッジの「葛」を風呂に入れた。
植物なら何でもよいし塩素も消える。
頭から湯をかぶると髪質と肌質があまりにも激変、通らなかった剛毛の髪にも指が通るようになった。
感激のあまり・・刈った葛とおまけのミントを、自宅風呂と同じネットに詰めて、剛毛のいくにプレゼントした。
いくが自宅で風呂に入ろうとすると・・
何となく・・カメムシの臭いが・・湯船から漂った
ネットの中をよく見れば・・ちっこいカメムシが・・ちらほら
15匹まで数えたらしいが・・面倒くさい
しっとり髪の誘惑に負け、気にせず湯に入り頭洗った。
そこがいくの性格のご立派なところ・・
細かいことは気にしない。
カメ蒸しの湯・・
結構、快適だったようだが
翌日・・ いくは翼に言った。
「あの袋 カメムシだらけよ」
「カメムシって・・何ですか」
「カメムシ知らないの? あのクッサイ虫よ」
「あの臭いって・・葛の臭いでは・・」
「カメムシよ~ ぜ~ったいカメムシ
15匹まで数えたんだから」
翼はカメムシを知らなかった。
草を刈るたびに臭うカメムシが葛の香りだと信じていた。
話を聞いて・・お野人と絵本男は
感涙にむせび、 嗚咽が止まらなかったが・・
まむし頭のテッペンには・・ドクロマーク が点滅
まむし頭が毛嫌いするのはカメムシとミントの臭い。
パクチーはカメムシの臭いと言って ゲロ
ミントは歯磨き粉の臭いと言って絶対食わん
それがセットになれば当然 ドクロマーク・・だな
葛とミントの密林のビレッジの草刈りは 地獄
絵本男と翼が来て まむし頭は救われた
翼はカメムシブレンドの葛を風呂に入れて3日目・・
湯は柔らかくしっとりして益々素晴らしくなったらしい。
梅娘同様、これに勝てる入浴剤など絶対ないと言い切った。
カメムシ達には気の毒なことをしたが・・
今頃は 溶けてトロみが・・いや、成仏しているかもな。
最後に、お野人の見解は・・
食べずに生きられるウナギは水を介して皮膚から動植物の生命エネルギーを取り込んでいる。
風呂も同じ、植物だけよりも動物性のものが入ったほうが、陰陽のエネルギーのバランスがとれて・・と~ってもいんよう~
翼には・・
何日で風呂の水が腐るか・・体張って実験せ~
・・と申し付けたが、カメムシが嫌いではない翼は
やる気満々
いくは 絶対やらんし お野人もやりとうはない・・
カメの湯物語 ・・ 面白かった?
二見正直 作画
猫の一分 ニャン道まっしぐら
https://ameblo.jp/muu8/entry-12253871864.html
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