ザラメと言えば砂糖、岩塩はたまに赤いザラメ塩などがあるが、普段はあまり見かけない。
むー塩は一切にがりを抜かず完全なバランスを持つ塩。
凝固作用の強いにがりを適度に抜けばしんなりと安定した塩が出来るが、抜かずに煮詰めれば岩塩になるので仕上げは悪戦苦闘、水分が完全に飛ぶまで1時間以上かき混ぜ続けなければならない。
それでも少々のザラメ塩が混じる。
それをお野人は、星の砂に似ているところから・・
「星のおムー塩様」と名付けた。
むー塩はこれをミルサーで粉砕して元の塩に戻し、海の完全なミネラルバランスを維持している
ところがだ・・
お野人作のこのむー塩
開けてびっくり・・玉が腰
ぜ~~んぶ・・星のおむー塩様になってしまった。
塩らしいところがなく、すべてが同型のザラメ塩など作ろうとしても出来るものではない。
お野人大発見の大感動 神の計らい・・
一粒かじると・・塩辛いコンペイトウ・・
星のフラメンコ~
これはこれで風情もあり、なかなか使い勝手もよいではないか。
すぐに水分を吸う生モノの通常のむー塩よりも湿気には強い。 粒子の表面積の違いだな。
日々舐めるには丁度良く、後で指を舐めずとも済む。
秘技として企業機密にしたいところだが、読者の為に作り方を特別に公開する。 誰にも言うなよ・・
メモとペンの用意はいいかな?
お野人は冬の間、石油ストーブの上にセラミックで大き目のフライパンを置いて海水を濃縮している。
沸騰しないので時間はかかるが、保湿器にもなって丁度よい。
ホコリが入らないよう、隙間を開けてフタをして蒸気を逃がしている。管理は結構面倒だな・・
海水を追加して行くと結晶が出来始め、10日くらい経ってからガスで1時間かけて仕上げると500g程度のむー塩が出来る。気の長い話だが・・
この塩は冬場ストーブリーグ最後の塩。
中途半端に煮詰めて水分を飛ばすとすぐに岩塩になってしまうので、ヒタヒタの結晶状態のまま放っておいたら・・ 氷が張っていた
仕上げが面倒で仕方なかったんだよ、塩には申し訳ないと思いながら。
スプーンで表面を叩くと・・コンコンと音がした。
逆さまにしても・・・張り付いて落ちて来ない
このまま火にかけるわけにもいかず、少量の水を加えて加熱した。
たちまち氷は割れていい調子だったのだが、いつまで煮詰めても・・
砕け散ったフロントガラスの破片みたいではないか。
塩らしい粒は見当たらず、すべて星のおむー塩様
苦節3カ月・・やっと出来たザラメ塩
たまたま出来た・・と言わんとこが奥ゆかしいな
む~さん とお~~っても 幸せな気分
今回これを読んだ人も きっと幸せになれる。
星のおむーじお様・・
http://ameblo.jp/muu8/entry-11896923546.html