人参嫌いが美味しく食べられる人参 2 | 野人エッセイす

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森羅万象から見つめた食の本質とは

 

協生農園を訪れた人参が食べられない子供達は、迷うことなく夢中で食べた。

キウリが食べられない子供も、葉野菜が食べられない子供も生で平気で食べた。

 

子供の頃から人参だけを受け付けない野人も、数年前に協生人参だけは食べられるようになった。

人参臭さなどまるでなく、特に1月~2月の人参は、抜いて土を払い落して丸かじりすると柿のように甘くて美味しい

 

子供が野菜を嫌う理由は、野菜が食材として本能に組み込まれていないからであり、人参を特に嫌う理由は、人参が最も土中の肥料を吸い上げるからであり、さらにそれが人参独特の味を作り上げるからだ。

すべての植物にとって肥料は土中の廃棄物であり、特に人参の雑味のエグさは子供には耐えられず、オエ~ドクロ汗っと吐き出す。食べようとしても本能で受け付けない。

 

環境を整え放任する協生農法では大きさにムラがあるが、キャベツ、カリフラワー、白菜、レタスなど大きなものは市販標準サイズに育つ。

 

そこまで育たず極端な差があるのがタマネギ、人参、トウモロコシ、スイカであり、これらは肥料によって標準サイズを保っている。つまり中身は肥料の塊なのだ。

 

人参の旬は9月~12月などではない

それは夏に種を蒔いて3カ月、肥料で早期肥大させて人間が作った人参の旬であり、最も出回る旬。

人参本来の味・美味しい旬は1月~2月だ。

 

他の野菜にも言えるが、周年同じ味などあり得ない。

うなぎやタイやブリのようにエサを与えて養殖すれば周年同じ味になるように、野菜も肥料を与えて作れば周年同じ味になる。

養殖魚と同じ養殖野菜となり大地の産物ではない。

 

真冬の人参の葉は省エネされて枯れ草色に紅葉、タンポポのように地表にへばり付き、何処にあるのかわからないほどで、地下には大量の糖分を蓄えて冬を越す。

 

平均すれば半年かけてエンピツか指の太さで、これが一番甘くて美味しい

肥料の雑味もなく、あの独特の味もまったくない。

3本百円?の市販のサイズにするのは不可能に近い。

 

人参嫌いで興味深い人は伊勢まで食べに来るとよい。

奇跡の人参汗と言うのも恥ずかしくこれが当たり前の人参、ニラもパセリもレタスもすべて同じことが言える。

 

人間が土壌と共に作る野菜と、自然界が築く土壌で育つ植物とはこれほど極端な違いがある。

 

これほどわかりやすい単純な道理を世界が認識していないのが野人は理解出来ない。

農学者、植物学者など関係者は数えきれないほどいるのだ。わかれば環境問題は一気に解決するはず。

 

消化機能を持たず、大量に食べた歴史もない野菜と健康は関係がないと道理を追ってこれまで解説して来た。

 

野人は昔から野菜を食べず、さほど必要としないが、

野菜に健康を求めるのなら・・

見た目、鮮度、有機、無農薬、産地、生産者の顔、安全安心など・・植物の本質とはまったく関係がない要素にこだわる前に、植物とは何か、その物理的仕組みを基本から学んだ方が近道だろう。それが判断の指標なのだから。

 

野菜は今では重要な食料であり、それなくして料理も成り立たない。用い方によっては健康維持に役立つ。

主婦は家族の健康の為に毎日のように頭脳体力費用時間を費やしている。 総仕事量の大きさでは人生で一番大きいのではなかろうか。

 

現実の出来事はすべて物理であり、物理とは自然界の仕組みそのもの。

本に書き並べた言葉で仕組みが判断出来るものでもなく、間違えば結果はすべて家族に降りかかってくる。

健康の為に頑張っても報われなければ意味がない。

 

仕組みを知らずして使いこなす事は出来ない。

それは車もパソコンも同じだ。

いくら言葉を覚えようが運転も操作も出来ず、結果は見えている。 野菜もそれと同じだと考えれば良い。

 

自然界の仕組み、植物の仕組み、循環の仕組みを物理的に解明した本など存在しない。

野菜は紛れもない植物であり生命をもっている

 

植物は工業製品ではない。

人類の植物の認識は根底から間違っている。

それが健康悪化の最大の原因だ。

 

手本はではなく自然界であり身近にいくらでもある。

基本から学ぼうとするなら、毎月やっているから伊勢まで来るとよい。

 

植物は本来誰も消化出来ず、牛や馬は微生物の力で、人体は消耗しながらもあらゆる手段で頑張る

穀物野菜根菜を食べれば食べるほど老化は進む。

 

動物に種を運ばせる為の果肉は動物の為のもの。

つまり、種を包む果肉であるピーマンもキウリもトマトもゴーヤも本来の食べ物だ。

 

苦い、酸っぱい、渋い・・は、種が出来てないからまだ食うなビックリマークという植物のシグナル。

柿は強烈な渋味で「絶対食わせないパンチ!」という意志を持つ。 野菜の苦味は、と思わせ牽制しているのだ。

 

熟して甘さが出れば人間本来の立派な食べ物であり子供も喜んで音譜食べるはず。 赤く完熟したピーマンは苦味もなく甘くて子供も食べられる。

 

自然界の理に逆らわず、放置して完熟した果実野菜の実・・それらを野人はこれから世に出すつもりだ。

 

 

12月初旬の人参  葉はまだ青々と上に伸びている

種蒔きから半年経った1月の人参 指の太さで葉はロゼット状

紅葉して地にへばり付く 2月の人参  柿の甘さドキドキ

人参は・・考えながら 生きている 

 

     人参劇場  終わり・・

 

子供が野菜を嫌う理由 4 味覚

http://ameblo.jp/muu8/entry-10774393136.html

子供が野菜を嫌う理由 6 野菜

http://ameblo.jp/muu8/entry-10775243749.html

子供が野菜を嫌う理由 7 本能

http://ameblo.jp/muu8/entry-10775680895.html

 

今年も一年間、根気良く愛読していただき

ありがとうございました

 

      野人 むー

法螺の音色で 年越しを~クラッカー

ほら吹きむーさん 2

https://www.youtube.com/watch?v=eoR__07OfiQ


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